未来のトリップチケット
2020-04-10 15:06:47

旅行業界を救う新たな挑戦「TRIPTICKET」とは?

コロナ禍における宿泊業界の課題



新型コロナウイルスの影響で、日本全国の宿泊施設は厳しい状況に直面しています。多くの施設が廃業の危機に瀕し、従業員の削減も進んでいるのが現実です。また、外出禁止令やロックダウンによる影響で、訪日外国人の数は激減し、国内旅行者も非常事態宣言のもとで旅行を控える状況が続いています。これらの問題を受け、宿泊施設の存続を支えるための新たな取り組み「TRIPTICKET」が誕生しました。

TRIPTICKETの概要



「TRIPTICKET」は、旅行には行けないが宿泊施設に貢献したいと考える方々と、今まさに厳しい状況にある宿泊施設をつなぐプラットフォームです。旅行を愛する人々が、将来の旅行への期待を表すことができる仕組みになっています。支援者は、宿泊施設に事前にチケットを購入することで、経済的なサポートを行うことができます。これにより、宿泊施設は先に売上を受け取ることで、経営の安定化を図ることが可能になります。

具体的なサービス内容



TRIPTICKETは、1口1チケットの形式を採用しています。支援者が購入したチケットは、宿泊施設に即座に送金されます。支援者には、購入した費用に加えて任意の◯◯%のチケットが発行されるため、宿泊施設は早期に収益を得られて、支援者も特典を受けられるというWin-Winの関係が築かれます。

利用の手順



TRIPTICKETを利用する際の流れは以下の通りです:
1. 支援者が希望する宿泊施設のチケットを購入します。予約時に「現地決済」を選択することが条件です。
2. 購入手続き後、支援者はメールで電子チケットを受け取ります。
3. 宿泊時にはフロントで電子チケットを提示し、宿泊施設側で確認してもらいます。この際、使用済みとして処理されることで、チケットが無事に利用される仕組みです。

経済的な流れの仕組み



例えば、宿泊施設が特典を10%に設定し、支援者が1万円のチケットを購入した場合、宿泊施設には売上から15%を引いた8,500円が渡されます。この仕組みは、旅行予約のオンラインサービスの手数料構造と同様であり、宿泊施設にとってもビジネスモデルとして適応しやすいものです。

株式会社FULLCOMMISSIONの役割



TRIPTICKETの運営を行っているのは「株式会社FULLCOMMISSION」です。この会社では、ゲストハウスやシェアハウス、ホテルなどのコミュニティ事業を展開し、国内外での旅館再生やゲストハウス支援など、様々な取り組みを行っています。代表の山崎明信氏が率いる同社は、AIを活用したシステム開発など、現代のテクノロジーを取り入れた新たな事業を展開し、地域の宿泊業を支援し続けています。

所在地は北海道札幌市にあり、国際的なホステルブランド「Ten to Ten」はメキシコやコロンビア、タンザニアなどに拠点を持ち、拡大を続けています。

このように、TRIPTICKETは旅を愛する人々と宿泊施設が新たにマッチングし、アフターコロナの世界で共生できる未来を切り開くための1つの試みなのです。

会社情報

会社名
株式会社FULLCOMMISSION
住所
北海道札幌市北区北六条西8丁目3-4Ten to Ten Sapporo Station内
電話番号
011-214-1154

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