旭川の木工クラフト成長
2026-04-06 10:05:55
旭川の木のクラフトが海外市場で加速する成長を遂げる理由とは
旭川のクラフト製品、海外市場での急成長
北海道旭川市に本社を持つ株式会社ササキ工芸は、木工クラフト製品の設計、製造、販売を手掛けており、現在その海外販売が急激に拡大しています。特に注目されているのは、2025年度の海外売上が前年比で25倍に達する見込みであることです。さらに、バーレーンにある投資銀行から木製ボードゲーム「Wooden Reversi」を100台一括で受注するなど、同社の海外売上は前年比82倍にまで成長しています。
海外市場への進出
近年、同社の木工クラフト製品は、越境ECや企業間取引を通じて多くの国からの注文を受けています。具体的には、北米、欧州、中東など、6カ国以上で需要が高まりつつあります。これまで越境ECを活用した販売先は2カ国に限られていましたが、2025年度には韓国、カナダ、ニュージーランド、アメリカ、スイス、さらにはサウジアラビアにまで拡大しています。これによって、国内市場の縮小に直面している中でも国際的な成長を続けているのです。
新ブランド「SASAKIオフィシャルコレクション」の立ち上げ
2023年3月、ササキ工芸では新たに「SASAKIオフィシャルコレクション」というブランドを立ち上げました。これは、従来の商品デザインを見直し、海外市場へのアプローチを強化するために考案されました。デザイナーとしては、プロダクトデザイナーの石橋忠人氏を起用し、デザイン性の高い商品を展開しています。この新しいアプローチが、海外からの注文を後押しし、多くの実績を上げる要因となっているのです。
お客様からの反響と新たな販売機会
これらの製品がホテルに納品されることによって、外国人宿泊客から「どこで購入できるか」という問い合わせも増えており、このような新たな販売機会の創出が、海外市場への進出を加速させています。ミラーや靴べら、花器など、日常使いできる木製クラフト製品が注目を集め、旭川の木工技術とデザインが海外で評価されるようになったといえるでしょう。
国際的な家具デザインコンペティション
また、旭川市は家具やクラフトの産地として知られ、1990年からは「IFDA(国際家具デザインコンペティション旭川)」などの国際的なイベントも開催されています。このような取り組みは、地域の木工産業の振興にも寄与しています。しかしながら、国内市場の縮小や職人の高齢化といった課題もあり、旭川市としては今後の海外市場の開拓や若手職人の育成が急務となっています。
まとめ
ササキ工芸は、旭川の木工文化を世界に向けて発信しながら、地域経済の活性化を目指しています。2030年までに海外売上比率を現在の約3倍に拡大することを目指し、さらなる成長を遂げていくことでしょう。今日の国際化が進む中、旭川の木工クラフト製品は、今後ますます注目を集めることが予想されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社ササキ工芸
- 住所
- 電話番号
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