廃校を活用したイチゴ屋内栽培プロジェクトが始動!
千葉県富津市にある旧金谷小学校が、新たな形で地域活性化の中心になることを目指して動き出しました。株式会社フューチャーリンクネットワーク(FLN)と株式会社ジャパンプランツテクノロジーズ(JPT)が共同で進めるこのプロジェクトは、廃校を利用した小規模な植物工場でのイチゴの屋内栽培を実施し、地域の経済や観光の振興に寄与することを目的としています。
プロジェクトの概要
本プロジェクトは「ちば地域産業創出実証プロジェクト補助金」に採択され、FLNとJPTが共同で進めているものです。廃校の教室に小規模な植物工場を設置し、JPTが開発するイチゴ品種を周年で栽培する実験を行います。収穫したイチゴは地域のカフェに販売されるほか、イチゴ狩りイベントなども計画されています。地域連携による地産地消の推進と観光コンテンツの創出を目指すこの取り組みは、地域コミュニティ全体に新たな活力をもたらすことでしょう。
プロジェクトの目的
近年、日本全国で廃校や空き家の増加、農業従事者の減少、気候変動による露地栽培の難易度上昇など、地域の経済や雇用問題が深刻化しています。特に、千葉県内でも廃校の活用や雇用創出は重要な課題であり、FLNは以前からこの問題に取り組んできました。「おかえり金谷小プロジェクト」として、地域活性化を図ってきたFLNは、本プロジェクトを通じて持続可能な経済の再生を目指しています。廃校を植物工場に生まれ変わらせ、地域の新たな産業を築くことにより、未利用資産の有効活用と地域雇用の拡大を実現していく計画です。
具体的な実施内容
このプロジェクトは、幾つかの具体的な施策を通じて実現されます。
1.
植物工場の設置:旧金谷小学校の教室内に、JPTが提供するコスト効率の良い屋内栽培システム「パラレルファームイチゴVer.」を導入します。このシステムを使うことで、LED照明と養液循環システムにより、季節や天候に左右されず、いつでも安定した育成環境を提供します。
2.
イチゴ品種の栽培:JPTが開発中のイチゴ品種をこの植物工場で栽培し、季節に関係なく質の高いイチゴを年間通じて収穫するリーサーが行われます。
3.
地域への販売とイベントの開催:収穫したイチゴは、地元のカフェや飲食店に提供され、地域経済の活性化に寄与します。また、体験重視のイチゴ狩りイベントを月に一度開催し、地域内外からの集客を目指します。
4.
地域情報プラットフォームでの広報:FLNの地域情報プラットフォーム「まいぷれ」を活用し、イベント参加者の募集や地域の情報発信、地元の飲食店および自治体との連携を強化します。
期待される効果
このプロジェクトが実現することで、地域には様々な好影響がもたらされると期待されています。具体的には、イチゴの栽培管理やイベント運営において地域住民を積極的に雇用し、農業未経験者でも容易に始められる職業の機会を創造します。さらに、イチゴを地域の飲食店に提供することで、収益を地域内に留める地産地消の一翼を担います。加えて、イチゴ狩りイベントを通じて外部からの訪問者を呼び込むことで、地域の観光振興も促進されます。これにより、廃校が新たな観光スポットとしての位置づけを得ることも期待されています。
今後の展望
本プロジェクトは地域経済の活性化や廃校の有効活用の新たなモデルを示すものです。収穫したイチゴの販売や体験イベントを通じて得られた知見は、全国の他の廃校や遊休施設に展開する際の貴重な参考になるでしょう。これにより、「廃校×最先端農業」の新たな地方創生モデルとして広く発信していくことが目標です。