触覚体験を革新するHaptoScalaシリーズの新ツールキット
触覚提示の新時代に向けて
2025年8月18日、株式会社commissureが最新のマルチチャネル触覚提示システム「HaptoScala®」向けに開発者やデザイナーを支援するツールキットをリリースすることを発表しました。この新しいツールキットの登場は、触覚デザインの世界における大きな変革をもたらします。
HaptoScalaシリーズは、触覚を多チャンネルで提示できる先進的なシステムで、振動やせん断といった多様な触覚刺激の制御が可能です。これまで、触覚の設計は複雑で専門知識が求められるものでしたが、このツールキットを利用することで、ユーザーは簡単に触覚刺激の設計を行うことができるようになります。
ノーコード設計の実現
開発者やデザイナーは、このツールキットを用いることで、複雑なプログラミング経験がなくても、触覚デザインを迅速に行えます。プリセットされた刺激パターンを即座に試し、個々のパラメータを調整することで、オリジナルの効果ファイルも作成可能です。また、UIで映像を組み合わせることで、映像入力から簡単に触覚刺激がデザインできます。
さらに、Unity向けのSDKも開発中で、3D空間でのインタラクティブな触覚体験を実現します。この機能により、ユーザーは新たな感覚体験をより直感的に設計できるようになるでしょう。
代表からのメッセージ
代表の溝橋正輝と堀江新は、「触覚は点ではなく面で感じるものであります。従来は専門的な知識が必要だった触覚の設計が容易になり、多くの新しい体験を生み出せる可能性が広がります」とコメントしています。この新ツールキットによって、触覚デザインを簡単に楽しむことができ、これまでの設計の壁が大きく下がることでしょう。
会社概要と今後の展望
株式会社commissureは2023年に設立された企業で、触覚通信やセンシング技術の研究開発に取り組んでいます。同社は200万円の資本金で、東京都目黒区に本社を構え、今後も感覚生成AIの開発を進めていく予定です。
HaptoScalaシリーズは、最大1024チャンネルの同時制御が可能なスケーラブルなシステムです。現在は、振動刺激の「HaptoScala V」とせん断刺激の「HaptoScala S」の2つのバリエーションが提供されています。これにより、顧客のニーズに応じた柔軟な構成が可能となります。
お問い合わせ
HaptoScalaシリーズへの関心があれば、株式会社commissureの公式サイト(
commissure.co.jp)からお問い合わせください。触覚デザインの未来を共に切り拓くパートナーとして、皆様をお待ちしております。