大学生活を描いた短編集『リリィ』、アマゾンで発売開始

大学生の成長を描いた短編集『リリィ』

人気作家・加藤大樹が手掛けた短編集『リリィ』が、ジャストのタイミングでアマゾンに登場しました。本作は、ユリという大学生が経験する日常や人との関係性を優しく描き出しています。彼女の日常は、名古屋の大学で始まりますが、そこには小さな奇跡が隠れています。

物語は、普通の学生生活の中にあるちょっとした出来事から始まります。ユリが道端で偶然見つけた一枚の学生証。彼女にとっての重要な意味を持つ祖母との時間。アルバイトで訪れる喫茶店では、懐かしさ漂うジュースを手作りする楽しみが待っている。そして、クリスマスのイルミネーションを輝かせるハンドベルの練習に参加することで、また一歩前に進めるのです。

この短編集は、特に人との繋がりが如何に重要であるかを教えてくれます。日常の中で感じるささやかな気持ちや、言葉にできないような感情が丁寧に描かれており、私たちに小さな勇気を与えてくれます。慌ただしい日常の中で、時々見過ごしてしまうかもしれない小さな気づきや、気持ちに目を向けることで、心に温かさが残るでしょう。

本書は、金城学院大学が運営する公式note「Kinjo Knowledge」内の人気連載『ことばの樹』で掲載されたショートストーリーをもとに、加筆・修正を伴って書籍化されています。加藤大樹の柔らかい文体は、誰しもが共感できる部分を巧みに引き出しています。

著者の経歴も注目に値します。加藤大樹は名古屋大学の大学院教育発達科学研究科を修了した博士（心理学）であり、金城学院大学にて教授として活躍しています。彼の専門分野である臨床心理学が、本書の物語にしっかりと息づいていることを感じることができるでしょう。

本書『リリィ』は、加藤大樹による心温まるストーリーであり、忙しい毎日を送る人々にとってのオアシスとなります。出版は2025年7月24日で、定価は1,100円（税込）です。さらに、金城学院のオンラインストアでも販売が予定されています。作品情報はこちらからアクセス可能。

大学生活の一歩一歩を大切に想うすべての人に贈る、短編集『リリィ』。その物語は、あなたの心に小さな光を灯してくれることでしょう。大切なのは、誰とどのように暮らすかということ。その大事な瞬間を見逃さないでください。