ホテルニューグランドの新作ドリア、歴史を感じる味わいを提供

横浜市中区にあるホテルニューグランドでは、2024年9月22日から11月15日までの特定期間内に、旬の新作メニューとして「ビーフデミグラスドリア」を販売します。この新作は、初代総料理長サリー・ワイルによって生まれたドリアを現代的にアレンジしたもので、特にデミグラスソースの豊かな味わいと、厚木産の「はるみ」を使用したお米の甘みが絶妙に絡み合います。

この「ビーフデミグラスドリア」の背景には、ドリア自体の誕生秘話があります。サリー・ワイルが考案した料理は、かつて体調を崩されたお客様の要望に応じて、即興で作り出されたもの。以来、ドリアはホテルニューグランドの名物として全国にその名を知られることになりました。

新作ドリアは、毎日本館1階のコーヒーハウスザ・カフェで限定30食、また横浜髙島屋内のルグランでは限定10食の提供があります。価格は3,520円（税込）で、コーヒーハウスでは別途サービス料が発生します。

「ビーフデミグラスドリア」には、神奈川県厚木産のお米「あつぎせせらぎ米」を使用。これは相模川の恵みを受けて育てられ、艶やかでしっかりとした粒感が特徴です。この米は料理全体のバランスを整え、デミグラスソースやグラタンソースの豊かな味わいとの相性を考えて選ばれました。

特に、サリー・ワイルが来日した10月29日は、「ドリアの日」として認定され、2021年にはその記念日が公式に登録されています。この日は、ドリアが日本で愛され続けている文化的な意義を再確認するための重要な日ともなっています。ドリアが誕生した当時から、ホテルニューグランドはその伝統を大切にしながら進化を続けてきました。

今回の新作ドリアを通じて、ホテルニューグランドが持つ洋食の深い歴史と、サリー・ワイルがもたらした影響を感じることができます。そして、ただのメニューとしてではなく、文化と歴史が交錯する贅沢な一皿となることでしょう。

ホテルニューグランドは、1927年に開業以来、数多くの著名人に愛され続けている日本有数のクラシックホテルです。その美しい建物や、厳選された食材を使った多彩なメニューは、横浜を訪れる際には欠かせないスポットとなっています。この機会にぜひ、新作「ビーフデミグラスドリア」を味わい、その魅力を体験してください。