「PANECO® Original Clock Project」が環境と文化を結ぶ新たな提案

PANECO® Original Clock Projectとは

PANECO®が新たに始動した「PANECO® Original Clock Project」は、不要になった衣類を利用して、唯一無二のサステナブルな壁掛け時計を製作するプロジェクトです。このプロジェクトの目的は、捨てられる運命にある衣類を、時間を刻む新しい価値に変えることにあります。実毎年、日本で約100万トン、世界全体で約9,200万トンものファッションロスが生じていると言われています。多くの場合、その大半が焼却や埋立処分されてしまい、その価値が失われています。

衣類から生まれる新たな形成

PANECO®はこの問題を解決するために、衣類を“時計”として生まれ変わらせる循環の仕組みを提案します。提供された衣類は、唯一無二の“一点物素材”として用いられ、時計の盤面として使用されます。これにより、衣類が持つ色や質感、経年変化など、すべての特性が可視化されます。これは、ただの時計ではなく、「素材そのものがストーリーを語るプロダクト」として、多様な価値を創出します。

プロジェクトの特徴と仕様

PANECO® Original Clockは、以下の特徴を持っています。

1. 一点物素材: 時計の盤面は、提供された衣類から100％構成され、同じ模様は決して二度と生まれません。
2. 独自のストーリー: 使用された衣類は、以前その衣類を身にまとっていた人々の時間や思い出を刻み込む媒体となります。

商品仕様

- サイズ: φ290 × d32 mm （盤面ボード厚み: 3mm）
- 重量: 約300g
- 盤面素材: 提供いただいた衣類で制作されたPANECO® Original Board
- ムーブメント: 国産静音スイープ
- 針: アルミニウム（ブラック／ホワイト）
- 生産: 日本

使用シーン

この時計は、オフィスや工場、商業施設、学校、スポーツチームなど、幅広い場面での使用が可能です。すべてのシーンで、その場に合った特別な時計として存在感を発揮します。

プロジェクトの意義

「PANECO® Original Clock Project」は、環境負荷の軽減だけでなく、「文化を未来へ引き継ぐ」という新たな循環モデルを提案します。捨てられる運命にあった衣類が、人々の時間を刻む時計に生まれ変わることで、記憶、生産技術、循環の融合から新しい価値が創造されるのです。

PANECO®からのメッセージ

PANECO®は「衣類は時間の記録媒体であり、そこに刻まれた文化を時計というプロダクトに再生することで、未来へ価値を引き継ぐ循環を築きたい」と語っています。

今後の展開

PANECO®は、国内外の企業や団体との連携を進め、世界規模でのファッションロス問題の解決を目指します。この「PANECO® Original Clock Project」は、ただの時計を超えた、持続可能な未来へ向けた一歩となります。

これまでの価値観を覆す、PANECO®の新しい試みに注目です。