万博とフクシマガリレイ
2025-04-10 10:40:21

2025大阪・関西万博におけるフクシマガリレイの革新技術展開

2025年大阪・関西万博におけるフクシマガリレイの革新技術展開



フクシマガリレイ株式会社が2025年に開かれる日本国際博覧会、いわゆる大阪・関西万博に参加し、自社の技術を披露することが決定しました。この万博におけるテーマ事業の一環として、小山薫堂氏が手掛けるEARTH MART館において、ソニーグループとの共同開発による調理機器の試作品を展示することになります。

進化する料理の技術



フクシマガリレイが扱う製品は、これまで業務用冷蔵庫などの冷やす技術を専門にしてきました。しかし、彼らはソニーが開発中の「録食®」という技術に出会い、その可能性に惹かれました。この録食技術とは、料理の手順を高精度で記録し、再現するデータ化技術です。

従来のレシピアプリや料理動画では、調理過程を視覚的にフォローすることができますが、録食では調理者が作り上げる料理のプロセスを、時間や温度、重量単位で正確に記録します。これにより、食材や料理が持つ本来の価値を再現できる未来を目指しています。

EARTH MART館への参加



ソニーの食プロジェクトリーダーである野元知子氏からの提案を受け、フクシマガリレイはこの録食技術に基づく調理機器の開発を行うことになりました。これにより、EARTH MART館の一環として「味を記憶し、再現できるキッチン」というコンセプトのもと、試作品を展示することが決定しました。この展示は、未来の家庭キッチンに新しい風を吹き込むことを目的としています。

録食技術の特長



録食技術に対応した調理機器は、IH(電磁誘導加熱)機能を持ち、食材の温度変化や水分蒸発量などのデータをリアルタイムで取得できます。これにより、料理過程を記録し、再生することが可能となります。調理中には、食材の状態に応じて自動的に火力を調整し、安定した料理を実現します。

フクシマガリレイの社長、福島豪氏は、「調理過程のデジタル化と味の再現について、全く新しい技術に挑戦することができた」と語り、技術が人々の食への喜びや繋がりを深めることを願っています。

未来の食文化を切り開く



また、ソニーの野元知子氏も同様の思いを持っており、音楽が録音されることで感動を時空を超えて伝えるように、料理も録食技術によってその想いや技術を広めることができると考えています。この技術が普及することで、新たな料理関連の職業創出や、調理人に新しい収益源をもたらす可能性があり、技術革新による食文化の発展に貢献することを目指しています。

フクシマガリレイとソニーの協力によって生まれたこの試作品は、2025年4月に博覧会で初めて披露される予定です。この取り組みが料理や食の楽しさを広める一助となることを期待しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
フクシマガリレイ株式会社
住所
大阪市西淀川区竹島2-6-18
電話番号
06-6477-2011

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。