新刊『夢2.0 〜夢を再定義する〜』の概要
2025年9月22日、株式会社ブックダムより『夢2.0 〜夢を再定義する〜』が書店に登場します。本書は、著者の西岡津世志氏が提供する新しい「夢」の捉え方を提唱する内容です。アメリカ・ボストンでのラーメン店経営を通じて得た経験を元に、日本人の夢に対するネガティブな感情の原因を探ります。
夢の旧定義に挑む
私たちは一般的に「夢」と聞くと将来就きたい職業を思い浮かべがちですが、西岡氏はこの考え方を「夢1.0」と呼びます。一方で、「夢2.0」は、「今日ラーメンが食べたい」「新しいカフェに行ってみたい」など、日常の小さな願望も含む新しい定義です。この考え方は、日常的な感情を重視し、心がワクワクするものであればそれを夢とする近代的な視点を反映しています。
例えば、夢2.0の考え方に従うと、「今日カレーが食べたい」という気持ちも立派な夢となります。このように、普通の生活の中に夢を見つけることができるというのが本書の魅力です。
日本人が夢を語る環境の変化
著者は、ボストンで「夢を語れ」というラーメン店を運営し、外国人客の多くが積極的に自分の夢を語るのに対し、日本人は夢を語ることを避ける傾向にあることを観察しました。この違いは、夢に対する日本の社会的な偏見や文化に起因していると考えられます。そこで、本書はそんな環境を改善するために、どのように夢を語る文化を育むかを提案します。
夢のステップを大切にする
著者は、夢を実現するためには小さなステップを大切にすることが重要だと強調しています。「今日カレーが食べたい!」という小さな夢が、最終的にはもっと大きな夢につながる可能性があります。心の声に耳を傾けることが、夢を追い求める動機付けになるのです。
書籍のポイントと構成
本書では、夢に対するポジティブなメッセージを伝えるために、以下の4つのポイントが紹介されています。
1.
ハーバード・ビジネス・スクールで研究された理論: 日本発の理論としての学術的権威性。
2.
ユニークな視点: 「何もしたくない」も夢として位置付けることで、従来の枠にとらわれない考え方。
3.
現代的価値観: 推し活を夢として肯定する姿勢。
4.
実践的な説得力: 実店舗経営を通じて実証された理論。
終わりに
著者は、夢をもっとカジュアルに話せる社会の実現を願っており、特に若い世代が当たり前に夢を語る世の中を目指しています。『夢2.0』は、そんな新しい社会の土台を築く一助となるでしょう。興味を持たれた方は、ぜひ手に取ってみてください。
書籍情報
- - 著者: 西岡 津世志
- - 定価: 1650円(税込)
- - 発行所: 株式会社ブックダム
- - ページ数: 176ページ
- - 発売日: 2025年9月22日
心を軽くし、新たな夢について考えさせられる一冊となること間違いなしです。興味を持たれた方は、ぜひご注目ください。