京都の抹茶文化を体験!
東京の虎ノ門ヒルズに位置する「TOKYO NODE CAFE」が、京都の老舗製茶薗「山政小山園」とコラボレーションして、抹茶を用いた体験型メニューを展開します。この取り組みは、株式会社博展が主導する都市体験の新たな試みの一部で、2025年の4月1日から提供が始まります。
抹茶の新しい魅力を発見
株式会社博展は、TOKYO NODE内の研究開発チーム「TOKYO NODE LAB」を設立以降、都市体験に新たな価値を提供することを目指しています。そして、その一環として抹茶に焦点を当てています。抹茶は現代において「茶は養生の仙薬なり」という伝統の言葉に基づきつつ、世界の飲食カルチャーを牽引する存在となってきました。
特に、コロナ禍によって高まった健康意識や海から訪れる観光客の影響により、伝統的な上級抹茶の魅力が再注目されています。抹茶をドリンクとして楽しむスタイルは、豊かで風味豊かな視覚的な魅力、そしてストレス緩和や集中力向上の効果を持つため、ビジネスパーソンにも支持されています。
新しい体験型メニューの内容
今回のプロジェクトでは、抹茶の本来の美味しさを楽しむ体験型メニューを調整しました。特に注目すべきは、山政小山園の取締役、小山雅由氏の監修のもと提供される「SUNNY DAYS MATCHA BRUNCH」です。これは、事前予約が必要な特別なセットメニューで、抹茶の飲み比べや、抹茶を用いた多彩な料理が楽しめます。特徴的な料理には、アサリ出汁と抹茶の深い味わいが絡み合った「抹茶のフォー」や、ほろ苦く甘みが際立つ「抹茶ティラミス」が含まれています。
このブランチメニューは、抹茶の香りと旨味を最大限に引き出しており、贅沢なひと時を過ごすことができます。加えて、ドリンクメニューには「BRAIN BOOST 抹茶ウォーター」や「抹茶ラテ」、「抹茶ビール」といったユニークな選択肢も揃っています。
抹茶の新たな表現
特筆すべきは、抹茶をテーマにしたコンセプト展示「MATCHA through Air’s Furniture」です。博展と山政小山園が共同で制作したこの移動型ファニチャーは、2024年の「Dutch Design Week」で発表される予定です。この展示は、抹茶の新しいコミュニケーションスペースの具現化を試みており、茶文化を都市空間に持ち込む新たな可能性を探ります。
今後への期待
このコラボレーションを通じて、博展は「食」を通じた新たなクリエイティブな体験を提供し、訪れる人々の感性を刺激する場を創り出そうとしています。抹茶という伝統的な素材を用いて、革新的な食文化を育む本プロジェクトに、ぜひご注目ください。