76歳生徒会長の夜間学級
2024-06-28 18:14:04

「学ぶ」ことの喜びと挑戦!76歳の生徒会長が紡ぐ夜間学級の物語

「学ぶ」ことの喜びと挑戦!76歳の生徒会長が紡ぐ夜間学級の物語



戦後、生活困窮など様々な事情で昼間の学校に通えなかった人々のために設置された夜間学級。時代は移り変わり、今では外国人向けの日本語教育や、不登校など様々な理由で十分に学校に通えなかった人々の学び直しの場として、その役割は進化を遂げています。

テレビ大阪で放送されるドキュメンタリー番組「ドキュメンタリー7」の第16回は、「ウィーアーファミリー!~76歳の生徒会長~」と題し、夜間学級に通う76歳の生徒会長・板谷時美さんの物語に迫ります。

舞台となるのは、大阪府泉佐野市にある佐野中学校。今年4月に新設された夜間学級には、16歳から76歳までの41人が通っており、そのうち9割が外国人という国際色豊かな環境です。そんな中、板谷さんは年齢を感じさせないほどの熱意で学びに励んでいます。

昼間は革職人を営む板谷さんは、60年以上も革製品を作り続けてきました。しかし、70歳を過ぎた頃、日記を始めたことをきっかけに、漢字で書けないもどかしさを感じ、改めて学ぶことを決意します。夜間中学で勉強を重ね、漢字で日記を書けるようになった喜びは、板谷さんにとって大きな達成感だったようです。

さらに、板谷さんは生徒会長に任命されます。年齢も国籍も異なる生徒たちに対して、板谷さんは分け隔てなく接し、その姿勢は教職員からも高く評価されました。生徒会長として、板谷さんは同級生の名前を覚えようと、学んだばかりの英語も交えながらコミュニケーションを図り、生徒たちの心を繋いでいきます。

6月には、生徒会長として初めての大きな仕事である、レクリエーションの企画が待ち受けていました。五カ国から選抜された生徒会メンバーと共に、どんなゲームをすれば皆が楽しめるか、試行錯誤を繰り返します。休日返上で、レクリエーション大会のチラシを配り、多くの生徒にイベントへの参加を呼びかけます。

板谷さんの熱心な姿は、周りの生徒たちにも大きな影響を与え、夜間学級は年齢や国籍を超えた温かいコミュニティへと成長を遂げていきます。

番組では、板谷さんの努力と挑戦を通して、夜間学級が抱える課題や可能性、そして夜間学級に通う人々の熱い思いが描かれます。板谷さんの人生を通して、学び続けることの喜び、そして周りの人と繋がり、共に成長していくことの大切さを改めて感じることができるでしょう。

ぜひ、6月29日(土)午前11時からのテレビ大阪「ドキュメンタリー7」をご覧ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。