再エネの未来
2023-07-05 10:00:19
JREオペレーションズとEnvision Digitalの提携が切り開く再生可能エネルギーの未来
JREオペレーションズとEnvision Digitalの新たな提携
近年の環境問題に対する関心が高まる中、再生可能エネルギーはますます重要な役割を果たしています。その中で、JREオペレーションズとシンガポールのEnvision Digitalが提携し、再生可能エネルギーの運用モデルを共同で開発することが発表されました。この提携は、日本の再生可能エネルギーの未来を切り開くための重要な一歩といえるでしょう。
提携の背景
JREオペレーションズは、国内で約1,000MWの太陽光、風力、およびバイオマスの再生エネルギー資産を管理している、トップクラスの事業者です。これに対し、Envision Digitalは、自治体のネットゼロ達成を支援するデジタルソリューションを展開しており、世界中で550GWを超えるエネルギー設備を同社のプラットフォーム上で管理しています。この提携を通じて、両社は再生可能エネルギーの運用効率と生産量を向上させることを目指しています。
提携の目的
具体的には、Envision Digitalが提供するadvanced digital solutions「EnOS™ Bazefield」の機能を最大限に活用し、JREオペレーションズの再生可能エネルギーポートフォリオからの生産量を効率的に増やすことを目指しています。これにより、日本政府が掲げる2030年までに排出量を46%削減、2050年には温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標に向けた貢献が期待されています。
EnOS™ Bazefieldの機能
EnOS™ Bazefieldは、高性能のリアルタイムデータエンジンを備えた運用管理システムです。このシステムは、発電所のデータを一元的に処理し、カスタマイズされたダッシュボードで監視や制御を行うことを可能にします。また、詳細な稼働率の自動計算や、低性能状態の検出など、発電所のパフォーマンスを最大化するための強力な分析機能も用意されています。
JREオペレーションズの期待
JREオペレーションズの金子 泰之代表取締役は、「この再生可能エネルギー管理プラットフォームを活用することで、再生可能エネルギー資産の価値を最大化できると確信しています」と、提携に対する期待をを寄せています。この発言からも、両社がこのプロジェクトに注ぐ情熱と意気込みが感じられます。
Envision Digitalの展望
一方、Envision DigitalのMichael Dingグローバルエクゼクティブディレクターは、「2030年までに日本のエネルギーの36~38%を自然エネルギーで賄うことを目指している中で、このプロジェクトはネットゼロの実現に貢献するものです」と述べ、提携の意義を強調しています。
署名式の様子
6月23日には合意書の署名式が行われ、JREオペレーションズの金子代表取締役とEnvision DigitalのKum Mun Lock副社長が出席しました。この歴史的な瞬間は、今後の再生可能エネルギー事業において重要な意味を持つと評価されています。
まとめ
JREオペレーションズとEnvision Digitalの提携は、再生可能エネルギーの運用効率を高めることで持続可能な社会の実現への大きな一助となることでしょう。今後の動向に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
Univers株式会社
- 住所
- 東京都千代田区内幸町2-1-1
- 電話番号
-