高圧蓄電所新設情報
2025-03-13 10:37:46

Q.ENESTホールディングス、新たな高圧蓄電所を佐野市に設立へ

Q.ENESTホールディングスの新たな挑戦



栃木県佐野市で、再生可能エネルギーの未来が切り開かれます。Q.ENESTホールディングス株式会社は、同社初となる高圧蓄電所を設立することを発表しました。このプロジェクトには、株式会社パワーエックスが提供する大型の蓄電システム「Mega Power」3台が採用され、今後のエネルギー供給形態に大きな影響を与えることが期待されています。

新設される蓄電所の概要



新設される「Q.ENEST佐野高圧蓄電所」は、2025年7月末に運転開始を予定し、東京エリアの電力系統に接続される見込みです。この蓄電所は、需給バランスの最適化と系統負荷の軽減を目的としたシステムを構築しており、特に再生可能エネルギーの導入を促進する重要な役割を果たします。具体的には、一般家庭720世帯分に相当する1日の電力使用量を賄うことができる、8,226 kWhの公称容量を持つ蓄電システムが導入されます。

パワーエックスの技術力



株式会社パワーエックスが提供する「Mega Power」は、20フィートコンテナのサイズで設計されており、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーを使用しています。1台あたりの公称容量は2,742 kWhに達し、3台のシステムを組み合わせることで、強力なエネルギー供給が可能となります。このシステムは岡山県玉野市で生産されており、同社の技術力が光る一品です。

経済産業省の支援を受けたプロジェクト



この蓄電所の設立プロジェクトは、経済産業省が進める「令和6年度再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択されるなど、国もその実現を後押ししています。この施策は、日本全国での再生可能エネルギーの普及と、エネルギー自給率の向上を目的としており、今回のプロジェクトはその具体的な成果を示すものとなります。

Q.ENESTホールディングスとは



Q.ENESTホールディングスは、2023年に設立され、グリーンエネルギーソリューション事業全般を手掛けています。電力小売り事業や太陽光関連事業、系統用蓄電池事業など多岐にわたる事業領域を持ち、エネルギーのスタンダードを変えるパイオニアとしての役割を果たしています。今後も、革新的なエネルギーソリューションを提供し続けることで、持続可能な社会の実現に寄与することでしょう。

最後に



新たな蓄電所の設立は、Q.ENESTホールディングスにとって大きな一歩です。未来のエネルギー供給システムの構築に向けて、これからの動向から目が離せません。新設される「Q.ENEST佐野高圧蓄電所」が、再生可能エネルギーのさらなる普及にどう寄与するのか、今後の展開に期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社パワーエックス
住所
東京都港区赤坂ミッドタウン・タワー43階
電話番号

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