『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』 - 予告フィルムの公開
2024年2月28日、アニメ映画『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』のパイロット・フィルムがYouTubeで無料公開されました。本作品は、テーブルトークRPG(TRPG)用に創作されたシナリオ『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』を基にしています。TRPG界の著名な作者であるまだら牛が制作総指揮を務め、個人での映画化を目指した意義深いプロジェクトが実を結びました。
クラウドファンディングでの成功
まだら牛は、この作品を本格的なアニメーション映画として形にするため、2021年10月にクラウドファンディングを実施。支援額は1億1930万円に達し、CAMPFIREのアニメ・漫画カテゴリでは歴代の最高額を記録しました。また、「CAMPFIRE クラウドファンディング アワード2022」の総合賞も受賞し、熱心なファンからの強力な支持を受けました。
パイロット・フィルムの内容と意義
公開されたパイロット・フィルムは、創造したい映像のエッセンスをぎゅっと詰め込んでいますが、製作による到達点ではなく新たな出発地点としています。このプロジェクトの大きなチャレンジは、TRPGというジャンルから映画という形にすることで、さらなる可能性を示すことにあります。製作チームは、これからも多くのクリエイションを通じて夢を追い続けていく所存です。
異世界への挑戦を描く物語
『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』は、ニュージーランドから発信された南極観光ジェット機が行方不明になり、その行方を追う調査隊が経験する冒険を描いています。謎の山脈が登場し、その地は最高高度が海抜一万メートルを超えており、エベレストを雄弁に超える存在感を持つ新たな世界の最高峰。その名は“狂気山脈”。この山脈に無謀にも挑戦する登山家たちは、どのような驚異に直面するのでしょうか。
豪華な制作陣と制作過程
本作には、多くの才能あるクリエイターが参加しており、監督には熊谷友作が名を連ねています。キャラクターデザインは海島千本、クリーチャーデザインは大山竜、音楽は高田龍一が手掛けています。また、アニメーション制作はSTEREOTYPEおよびジーアングルが担当しており、作品の完成度に対する期待が高まります。
パイロット・フィルムの公開に合わせて、YouTubeチャンネルでは制作の過程を記録した背景映像も公開されています。そして、28日には製作総指揮のまだら牛と熊谷監督による生放送も計画されており、視聴者とのコミュニケーションの場となることでしょう。興味深い取り組みが続く中、ファンにとっての次のステップにも期待が寄せられます。
最後に
制作総指揮のまだら牛は、自身のビジョンを実現するために力を尽くす旨を語りました。彼は「挑戦はここからが本番だ」とし、この映画が登山家たちの挑戦と成長の物語であることを強調しています。視聴者に見てほしいという願いが込められたこの作品は、期待を超えた感動を生むことでしょう。
公式サイト
さらに詳しい情報は、公式サイト
『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』 をご覧ください。