2024飛騨の家具®フェスティバル開催
岐阜県高山市で、10月19日から23日までの5日間にわたり「2024飛騨の家具®フェスティバル」が開催されます。今年のテーマは『心の豊かさ~こころ豊かに暮らす~』です。このイベントは、全国有数の曲木椅子産地として知られる飛騨地方が誇る家具産業の魅力を伝えるためのものです。
飛騨の家具の歴史と現代への受け継ぎ
飛騨の家具産業は、1920年に始まりました。当時は洋椅子ひとつない中で、一脚の洋椅子の製造からスタートし、今では木材を知り尽くした職人たちの手による多様な家具が誕生しています。生活様式が変わるにつれて、家具は単なる道具から人と人をつなぐ重要な役割に進化しました。
飛騨木工連合会は、新しい時代のニーズに応えるため、インタラクティブなモノづくりに挑戦しています。飛騨の家具が持つブランド力とその魅力を一堂に体感できるこのフェスティバルは、多くの訪問者にとって貴重な体験となるでしょう。
フェスティバルのハイライト
今年のフェスティバルでは、国内外のさまざまな事業者が参加し、最新の「飛騨の新作家具」が展示されます。特に注目は、「飛騨つくり手市」で、地元で活動する作家たちによるクラフト作品が展示販売されることです。昨年も好評だったこの市場は、今年も多くの来場者が期待されています。
会場内では、飛騨木工の専門家やゲストを招いたトークイベントや、関連団体によるワークショップも盛りだくさん。特に、参加者がメイン会場や各社ショールームを巡るスタンプラリーでは、豪華な賞品が当たる機会もあるため、多くの人に参加をお勧めします。
心の豊かさを表現したデザイン
コンベンションホール内では、飛騨デザイン憲章第3条をコンセプトに、複数の企業がコラボレーションしたテーマブースが設置されます。参加する企業はそれぞれの持ち味や得意分野を活かし、心の豊かさを表現したデザインを紹介します。
さらに、アウトレット家具の販売やワークショップも開催され、訪問者はこの期間にしか体験できない貴重な機会を得ることができます。
飛騨地域の魅力を探るツアー
また、飛騨の森を巡るツアーも企画されています。自然豊かな飛騨の環境において、家具づくりの背景を体感できる貴重な体験が用意されています。いずれのツアーも参加者は事前申し込みが必要です。
飛騨高山つくり手の会によるさまざまなジャンルの作家による作品展示や、飛騨地域の木工芸術の勉強会も行われ、参加者がその魅力を感じられる工夫が凝らされています。
教育と未来をつなぐ取り組み
高山市と飛騨市の小学生を対象にした絵画コンクールも開催され、最優秀作品は各組合企業からプレゼントされます。地元の子供たちにモノづくりの楽しさを伝え、未来の匠を育てる試みも同時に行われるのです。
参加方法
フェスティバルは次のとおり開催されます:
- - 日時: 2024年10月19日(土)~23日(水)9:30~17:00(最終日は16:00)
- - 会場: 飛騨・世界生活文化センター(岐阜県高山市千島町900-1)および各企業のショールーム
今回は、地域の食文化とのコラボレーションを目指し、地元の飲食店と連携する企画もあります。飛騨の美味しい料理を楽しみながら、家具と共に豊かなひとときをお過ごしください。
貴重な文化体験やインスピレーションを得るために、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。魅力あふれる飛騨の家具の世界に、あなたも触れてみてください。