日本初の床施工専門店「FIELD EDGE」が山形県上山市にオープン

日本初の床施工専門店「FIELD EDGE」の登場

2025年10月6日、山形県上山市において、「FIELD EDGE」という名前を持つ日本初の床施工専門店が華々しくオープンしました。運営を行うのは、地元の建設会社であるゆうき総業株式会社で、彼らは「床施工」という専門性に特化した新しい提案を地域に届けることを目的としています。今回のオープンは、ただの店舗ではなく、床施工の価値を可視化し、顧客へその重要性を理解してもらうための体感型ショールームでもあります。

床施工を「見える化」

これまで日本では、床施工は大工や左官の仕事の一部と見做されてきましたが、FIELD EDGEではこれを変える試みがなされています。床は住まいの「土台」として、また建物の「品質」に大きな影響を与える要素です。そのため、FIELD EDGEは、床施工の重要性と価値を示すためのサンプル展示や実演を取り入れた新しいスタイルのショールームを展開しています。

ショールームの概要

- 所在地: 山形県上山市河崎二丁目2-72-11
- 電話番号: 023-674-0451
- 営業時間: 9:00〜18:00（定休日: 土日祝）

三軸経営と若手職人の育成

ゆうき総業では、従来の「塗装」と「防水」に加えて「左官」を本格的に学び、三軸経営を実践しています。このアプローチによって、東北地域の冬季施工減少という課題に対処し、安定した雇用と施工体制を確立してきました。また、最近では若手社員が各種資格を取得し、様々な専門技術を持つ「多能工」へと成長しています。会社として「日本一の多能工会社」を目指すこの動きは、今後の業界全体に良い影響を与えることでしょう。

職人育成の取り組み

結城社長は、職人を育成するための取り組みを重視しており、「創業当初は塗装と防水の二本立てでしたが、左官の導入を通じて会社自体が大きく変わった」と述べています。また、若い世代が積極的に資格を取得し、未来を切り開いていく姿は、明るい展望を感じさせます。

モノリスグループとの協業

FIELD EDGEの創造的なアイデアは、モノリスグループとの出会いによって生まれました。多能工育成や業界構造改革に取り組む彼らの理念と、ゆうき総業の地域における力量が合致し、新たな「床施工専門店」という形が実現したのです。この協業は、建設業界の人材不足や高齢化という課題に対する解決策を提示するものであり、両者はこの取り組みを全国へ広げる予定です。