EDGEMATRIXとZenmov、スマートシティ向け映像エッジAI分野で業務提携
EDGEMATRIX株式会社(東京)とZenmov株式会社(東京)は、本日、スマートシティ市場における映像エッジAIソリューションの普及拡大を目指して業務提携を結んだ。両社の持つ技術、製品、営業ネットワークを融合させることで、国内外での導入を迅速に進め、社会課題の解決と持続可能な都市運営に寄与していく。
背景と市場動向
世界のスマートシティ市場は急速に成長しており、2024年には約6,340億米ドルに達すると予測されている。特に、AI活用が進むこの分野では、2025年には約506.3億米ドルから2034年には約4,604.7億米ドルへと拡大し、年平均成長率(CAGR)27.8%が見込まれている。また、エッジAI市場も同様に成長し、2023年の約204.5億米ドルから2032年には約2,698.2億米ドルに達する見込みで、CAGRは33.3%に上る。
こうした市場動向を背景に、EDGEMATRIXとZenmovが提携することで得られるシナジーは非常に大きいと言える。
両社の役割
この提携では、両社のそれぞれの役割が明確に分けられている。EDGEMATRIXは、映像エッジAI製品やソリューションの提供に加え、技術サポートや導入支援を行う。一方、Zenmovは特に東南アジア、中東、北米での営業開拓を担当し、自社製品「SMOC」とエッジAIソリューションの統合を進めることで、スマートシティ向けにパッケージ展開を行う。
期待されるシナジーと展望
両社の強みを活かし、導入までの時間を短縮するとともにコストを効率的に抑えることが可能となる。具体的には、Zenmovの「SMOC」とEDGEMATRIXのエッジAIを統合することで、公共安全や交通監視、環境モニタリングといった多様なユースケースに対応できる総合的なソリューションを提供することが目指される。両社はそれぞれの地域での実績を積むことで信頼性とブランド力を高め、グローバル市場でも存在感を示すことができる。
コメント
EDGEMATRIXの代表取締役である太田洋氏は、「映像エッジAIはスマートシティの基盤技術であり、Zenmovとの提携により、技術をより多くの地域で活かす機会が増えることを嬉しく思います」と述べている。また、Zenmovの代表取締役田中清生氏も、「SMOCプラットフォームとEDGEMATRIXのエッジAIはスマートシティの即戦力となる強力な組み合わせです。共に社会インパクトを創出していきます」と強調している。
企業概要
EDGEMATRIX株式会社
EDGEMATRIXは、映像エッジAI分野のリーディングカンパニーとして、リアルタイム映像解析をエッジデバイス上で実現する様々なソリューションを提供している。主力製品には「Edge AI Box」、「Edge AI Station」、「Edge AI Station α」などがあり、これらを通じて公共インフラの分析や監視などに活用されている。
Zenmov株式会社
Zenmovは、日本発のスマートモビリティスタートアップであり、交通や都市の動きを見える化、予測、最適化するためのプラットフォーム「SMOC」を開発。公共交通や物流業務の効率化を支援し、持続可能な都市の発展を加速させることを使命としている。
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