宮崎の老舗和菓子店、桐木神楽堂の新たな挑戦
宮崎県宮崎市にある老舗和菓子店「桐木神楽堂」が、今年で創業100年を迎えるにあたり、新店舗の建設プロジェクトを開始しました。この取り組みは、伝統を重んじながらも未来を見据えた新たな一歩となります。
創業の歴史と変遷
桐木神楽堂は1927年に、当初は生活雑貨の小売業としてスタートしました。その後は、二代目が煎餅の製造を始め、三代目の現社長である桐木孝一郎氏が和菓子店として再出発。中でも看板商品の「恵比寿大福」は今でも多くの人々に愛されています。これまで、九州サミットの外相会議やJR九州クルーズトレイン「ななつ星」、また2023年のG7農業大臣サミットなど、重要な場での提供実績も誇ります。
桐木神楽堂の四代目、桐木太輔氏は、和菓子の専門学校で基礎を学んだ後に東京での修業を経て、2020年に家業に戻りました。現在は取締役兼工場長として、開発から経営に至るまで多岐にわたる業務を担当しています。
新店舗プロジェクトの概要
今回、新店舗の建設を決意した背景には、これまで培ってきた歴史を次の100年へと繋げる思いがあります。クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて支援を募り、開始からわずか1週間で目標金額の150万円を達成。その後も支援が続き、現在は258万円を超える額が集まっています。目標金額は450万円で、さらなる支援を呼びかけているところです。
新店舗は、職人が集中できる作業場の設計に加え、リフレッシュできるテラスや休憩室も備える予定です。これにより、働く人達が誇りを持って長く勤務できる環境を整えることが目的です。特に、女性スタッフが多く活躍する同店では、従業員専用のトイレにメイクアップミラーを設置するなど、働く人々の快適さを重視しています。
プロジェクトの内容とリターン
プロジェクト名は「地震に老朽化創業100年 宮崎市の和菓子店 桐木神楽堂の建て替え物語」、実施期間は2026年6月15日から8月15日まで。プロジェクトはAll-in方式で行われ、支援者へのリターンには、限定上生菓子「鋏菊」や、急速冷凍で届けられる「恵比寿大福」などが用意されています。
桐木太輔氏は、「創業100年という大きな節目を前に、次の100年に向けた新しい一歩として店舗の建て替えを決意しました。皆様の支援は和菓子文化を次の世代へ受け継ぐための大きな力となります。」と述べています。今後も地域に根差し、愛される店舗を目指して挑戦を続けていく意向を示しています。
桐木神楽堂の新しい一章が今、幕を開けようとしています。これからの展開に目が離せません。ぜひ、その歩みに注目していきましょう。