飲食業界の革新!Camelシリーズがクオリカと連携開始
株式会社tacoms(タコムス、東京目黒区)が、TISインテックグループのクオリカ株式会社(東京新宿区)と連携し、デリバリーとテイクアウトの効率化を目指すサービス「Camel」と「TastyQube Growth」の提供を開始しました。この取り組みの一環として、株式会社コロワイドが経営する「大戸屋」と「FRESHNESS BURGER」の両ブランドが、これらのサービスを導入しました。
現場の効率化が求められる時代
近年、デリバリー・テイクアウトの需要が急増しています。飲食業界では、柔軟に対応できるオペレーションが求められるようになっています。これまで「大戸屋」や「FRESHNESS BURGER」では、デリバリーサービスを「Uber Eats」「出前館」「Wolt」「menu」の4つから選び、各店舗にはこれらのサービスを管理するために4台のタブレットが設置されていました。この結果、売上連携や管理の煩雑さが課題となっていました。
そこで、tacomsとクオリカのパートナーシップが生まれ、店舗の既存オペレーションに適した新たなサービスが提供されることで、店舗運営の改善が進められています。両社は、全国の飲食店に一貫したサービスを通じて、オペレーションの効率化と業務改善を図っていく予定です。
CamelとTastyQube Growthの導入メリット
売上の向上
新たに導入されたデリバリー注文一元管理サービス「Camel」により、4台のタブレットを1台に集約することが可能となりました。これにより、売上が自動的に連携され、店舗スタッフの負担が軽減。その結果、デリバリーサービスの拡大が図られ、直接的な売上向上に繋がっています。さらに、注文の見逃しや誤操作を防ぐ機能もあり、機会損失を防ぐことができました。
オペレーション面での改善
従来、手動で登録していた「Wolt」や「menu」からの注文を、Camelを介してクオリカのPOSシステム「TastyQube Growth」に自動で連携させるシステムが構築されました。これにより、手入力による操作の負担軽減とミスの防止が実現しています。これまで人力で行っていた作業が自動化され、効率化が進むことで、店舗が抱える課題が解決に向かっています。
TastyQube Growthとは
クオリカの「TastyQube Growth」は、外食業向けの店舗管理システムで、さまざまな業態に対応可能です。売上管理から食材の発注・廃棄、従業員の勤怠管理まで、飲食店の運営に必要な業務を包括的にサポートしています。国内外で150社以上、20,000店舗に導入された実績があります。これにより、飲食店の経営者は、各種データを一元的に管理し、迅速に意思決定を行うことができます。
Camelの特長
tacomsが提供する「Camel」は、デリバリー・テイクアウトサービスからの注文を1台のタブレットで管理することを可能にします。これにより、オペレーションの簡素化が図られ、新規サービスへの展開もスムーズに行えることが特徴です。主な機能は以下の通りです。
- - 注文の一括受注: 複数のデリバリーサービスからの注文を一画面で管理し、タブレットの費用削減に貢献。
- - 注文情報の分析: 売上をデリバリーサービスや商品ごとに解析することで、販売戦略の立案が容易になります。
- - POS/OESとの連携: 自動的に注文情報をPOSレジに記録することで、作業を0にし、経理ミスを大幅に削減。
2021年5月の正式リリース以来、全国で9000店舗以上に導入され、多くの飲食店におけるデリバリー事業参入や店舗オペレーション改善に役立っています。これらの取り組みにより、飲食業界全体の効率化と成長が期待されています。
会社情報
- - 株式会社tacoms: 東京都中央区、日本橋堀留町に本社を構え、デリバリー管理サービスを提供。
- - クオリカ株式会社: 東京都新宿区に本社があり、外食業向けのシステム開発・支援に特化しています。
今後も両社は連携を強化し、飲食業界のさらなる発展に寄与していく見込みです。