阪急阪神不動産の新たな物流施設「ロジスタ」の開発
阪急阪神不動産株式会社は、2つの先進的な物流施設「ロジスタ北伊丹」と「ロジスタ京都伏見」の開発に乗り出します。これらの施設は、2026年の夏に竣工及び開業を予定しており、企業の物流ニーズに応えるべく開発が進められています。近年、企業活動に欠かせないサプライチェーンが再編され、利便性の高い立地と機能的な施設が求められる中、本プロジェクトはそれに対応するための重要な一歩とされています。
物流施設の重要性
近年のネット通販市場の急成長を背景に、物流施設に対する需要は高まっています。特に、地球環境への配慮や省エネルギーが求められる中、建設される「ロジスタ北伊丹」と「ロジスタ京都伏見」は、環境負荷を軽減するための取り組みも行っています。館内にはLED照明や高効率の空調システムを採用し、ZEB Ready以上の環境認証を取得する予定です。
ロジスタ北伊丹の特徴
「ロジスタ北伊丹」は、兵庫県川西市に位置し、高速道路へのアクセスが非常に良好です。阪神高速11号池田線「川西小花IC」から約3.1km、中国自動車道「中国池田IC」からも約4kmと、都市部へ向けた配送に適した立地です。また、雇用を確保するための環境も整っており、周辺地域には人口が集中しています。施設の設計は、マルチテナント型で、1階と2階に36台の10トントラックが接車できるバースを設けています。荷物用エレベーターや垂直搬送機を各区画に配置し、最大4テナントが同時に利用可能です。
ロジスタ京都伏見の特性
一方、「ロジスタ京都伏見」は、京都府伏見区に立地し、名神高速道路「京都南IC」や第二京阪道路「伏見IC」との接続が良好です。地上階にトラックバースがあり、車両保管場所としても利用できる施設設計が特徴です。都市部近郊へのアクセスも優れており、物流拠点として高いポテンシャルを秘めています。
今後の展望
両施設の開発はすでに始まっており、「ロジスタ北伊丹」は10月21日から建設工事を開始し、「ロジスタ京都伏見」は11月1日から工事の準備が整う予定です。2026年の夏にはこの2つの物流施設が竣工し、運用開始されることが見込まれています。これにより、地域の物流インフラが飛躍的に向上することが期待されます。
まとめ
阪急阪神不動産の「ロジスタ北伊丹」と「ロジスタ京都伏見」の開発は、現代の物流業務に必要な高機能かつ環境に配慮した施設を提供する取り組みです。今後の動向にも注目が集まります。
情報源:
阪急阪神不動産株式会社