新曲『REAWAKE』で再起をかけたFULLCAST RAISERZ
音楽とダンスの力で再起を誓うプロダンスチームFULLCAST RAISERZが、新たなチャプターを迎えました。アーティストのLeon FanourakisとプロデューサーのFUJI TRILLが強力タッグを組んだ新曲、『REAWAKE』がリリースされたのです。この楽曲は、彼らの力強い復活をテーマにしており、どのようにして生まれたのか探っていきましょう。
FULLCAST RAISERZとは
FULLCAST RAISERZは、プロダンスリーグ「D.LEAGUE」に参加しているプロダンスチームで、特にクランプ(KRUMP)というダンススタイルに特化しています。KRUMPは、その強烈な感情表現と肉体的なパフォーマンスで知られています。元々ロサンゼルス・サウスセントラルで生まれたこのスタイルは、自己表現の一手段として受け入れられており、彼らの音楽やダンスに深い内面的な意味を持っています。
チームは、20-21シーズンではシーズン1位の成績を収めた一方で、昨シーズンの24-25シーズンではまさかの最下位という結果に終わりました。これがチームにとって大きな転機となり、再起を果たしたいという強い思いを抱えていました。
『REAWAKE』の誕生
新曲『REAWAKE』は、彼らの再起を象徴する楽曲として誕生しました。プロデューサーFUJI TRILLの20周年を記念したイベントからの縁が、この楽曲に力を与えることになります。彼は、ヒップホップシーンで圧倒的な存在感を放ちながら、さまざまなラッパーを手がけてきました。そんなFUJI TRILLが奏でる荒々しさと繊細さが融合したビートに、Leonの力強いラップが合わさることで、まるでその魂を具現化したかのような楽曲が完成したのです。
あの名フレーズ「俺ら体が銃器」は、KRUMPの本質を端的に表していると多くのファンにも評価されています。感情と肉体が交錯する力強いダンスを支える音楽とは、まさにこのような作品なのです。
D.LEAGUEにおける再起戦
2025年10月26日には、TOYOTA ARENA TOKYOで「第一生命D.LEAGUE 25-26」の開幕戦が行われ、FULLCAST RAISERZが初戦を見事に勝利しました。特に、チームのディレクター兼パフォーマーであるKTRが「MVD(Most Valuable Dancer)」に輝くという快挙も達成し、彼らの復帰を強く印象づけました。この勢いで、本楽曲『REAWAKE』がチームの牽引となり、さらなる勢いへと繋がっていくことでしょう。
未来への希望
『REAWAKE』はただの楽曲ではなく、FULLCAST RAISERZが再び立ち上がるための道しるべでもあります。彼らの挑戦にエネルギーと希望を与えるこの作品が、ダンスシーンだけでなく音楽界全体に与える影響は計り知れません。今後もFULLCAST RAISERZから目が離せない日々が続くでしょう。