寺山修司と宇野亞喜良による幻の名作が復刻
2026年8月22日、ジュンク堂書店の創立50周年を祝い、株式会社トゥーヴァージンズが「寺山修司×宇野亞喜良」の夢のコラボレーションによる名作『絵本・千一夜物語』を復刻版として発売する。
ジュンク堂書店50周年復刻企画
ジュンク堂書店が50周年を迎えた今年、その重要な節目を記念して、寺山修司が作、宇野亞喜良が絵を担当した『絵本・千一夜物語』が特別に復刻される。この名作は1968年に天声出版から初版が刊行され、雑誌「話の特集」に連載された物語を基に、古典『千夜一夜物語』を現代的に再構成したものだ。新宿を舞台にして繰り広げられる幻想的な物語は、ユーモアやエロス、ナンセンスが交錯し、寺山ワールドの魅力が全開で表現されている。
美しい頁構成と珠玉のイラスト
再販される本書では、寺山の詩的で自由な言葉遣いに寄り添う宇野亞喜良の妖艶で繊細なイラストが際立つ。宇野の線描は物語を彩るだけでなく、ページ全体を一つの舞台に変え、読者を夢と現実の間へと導いてくれる。また、復刻版のページは淡い黄、赤、青の3色展開がされており、その目を引く美しいデザインも魅力の一つとなっている。
特典付きの豪華な復刻版
本書の購入者には、1968年に刊行された同書のカラーポスターと、当時の天井棧敷公演『新宿版 千一夜物語』の復刻チケットも用意されている。リソグラフ印刷で再現されたそれらの特典は、60年代のデザインを楽しむことができる贅沢なアイテムだ。
先人たちの思いを受け継ぐ復刻
復刻版には宇野亞喜良自身のコメントも掲載されており、当時の熱気を感じることができる。「寺山修司と和田誠が面白がるような、そんな絵を描くことに必死でした」と振り返る彼の言葉から、作品に込めた情熱が伝わってくる。本書の復刻を担当した川合雄高氏も、寺山と宇野がいかにこだわりを持って制作していたかに驚き、1968年の生活文化が今の時代に蘇る楽しさを表現した。
終わらない魅力
寺山修司の独特な表現と宇野亞喜良のアートが融合した『絵本・千一夜物語』は、刊行から半世紀以上の時が経った今でもその魅力は衰えない。現代に生きる我々にとっても、この名作を手に取ることは、新たな感動や発見につながることだろう。復刻版の購入は全国の丸善ジュンク堂書店及びネットストアにて限定販売されるので、興味がある方はぜひ手に入れたい一冊である。