新教材「視覚学習みるみるカード」の登場
子どもたちの教育を支えるために開発された「視覚学習みるみるカード」が新たに発売されました。この教材は、子どもたちが目で見て理解しやすい工夫が施されており、特に発達障害を持つ子どもたちへの支援を重視しています。製作は、香川県の「はなはなみかん合同会社」が行い、代表の久保みどり氏が監修を務めています。彼女は教育における「感覚」と「学習」の結びつきを強く意識し、教室での実践を通じてこの教材を仕上げたのです。
開発の背景と目的
久保氏自身が「共感覚」という特異な感覚を持って育った経験を基に、この教材の開発が始まりました。幼少期には情報を視覚で捉えることが得意だった彼女も、成長と共にその能力が薄れていくことを実感しました。この経験から、さまざまな感覚を刺激しながら学ぶことが子どもの成長にどれほど重要であるかを理解し、視覚学習みるみるメソッドが生まれました。この方法は、10年間にわたる親子教室での経験と研究を基にしており、香川県立聾学校との共同研究も行われました。
みるみるカードの特徴
「みるみるカード」は、音や色、動きといった多様な感覚を組み合わせることにより、子どもたちが楽しく学べるように設計されています。たとえば、色やハンドサインを活用しながら、言葉の理解を促進します。“はないろキッズ”と呼ばれる子どもたちが、さまざまな特性や個性を持っていることを前提に、教育現場での具体的な支援が可能になります。特に、発達障害のある子供たちにとって、視覚的な支援は非常に有効です。
アプローチの特徴
この教材は、色に基づく視覚的支援を用いた新しい教育の形を提案しています。通常の絵カードと異なり、ルールに従って色が付けられており、視覚的に記憶しやすいデザインになっています。また、ハンドサインを取り入れることで、コミュニケーションが苦手な子どもたちも参加しやすくなっています。音楽を使うことで、楽しく記憶を定着させる工夫も施されています。
取り扱いサイズとバリエーション
みるみるカードはA4サイズとA7サイズの二種類があり、用途に応じて選ぶことができます。指導者が複数の子どもに示すためのA4サイズと、手に持って使用できるA7サイズがあります。売上は、教育機関向けと一般向けの二パターンがあり、昨年2022年4月から特定の教育機関向けに販売を開始し、一般の方への販売はその後6月15日からスタートしました。
はないろキッズとは
「はないろキッズ」は、発達障害の診断がない子どもたちも含めて、コミュニケーションや行動に少し気になる点がある子どもたちのことを指します。この名称は、さまざまな個性を持つ子どもたちが花のように咲くことを願う気持ちから名付けられました。教育の現場では、こうした子どもたちが自分のペースで学べる環境を整えることが求められています。
結論
「視覚学習みるみるカード」は、体験に基づいた教育の新しいアイデアを提供し、特に発達障害のある子どもたちにとって非常に価値のある教材です。教材の特性を活かした教育が進むことで、すべての子どもたちが平等に学ぶ機会を得ることが望まれます。これにより、日本国内における教育の質向上にも寄与することが期待されます。
お問い合わせ
詳しい情報は、公式ウェブサイトやオンラインショップをご覧ください。はなはなみかん合同会社の久保みどり氏は、教育の現場で子どもたちの成長を支援することに情熱を注いでいます。連絡先や商品に関する詳細な情報は以下の通りです。