エナーバンクと信金中金の連携がもたらす未来のエネルギー
株式会社エナーバンクは、信金中央金庫(以下、信金中金)との連携を開始し、地域の中小企業がより安価に再生可能エネルギーを調達できるサポートを提供することになりました。これにより、全国の信用金庫を通じて企業のCO2排出量削減が促進され、脱炭素社会の実現が目指されます。
1. 連携する背景
近年、多くの企業が持続可能な社会の実現に向けて、CO2排出量削減に積極的に取り組むようになっています。その中でも、中小企業はしばしばコスト面での負担を理由に再エネ電力の導入をためらっています。再生可能エネルギーは化石燃料に比べてコストが高いため、導入が進まない状況が続いています。エナーバンクは、このような事情を踏まえ、信金中金及びその加盟の信用金庫と連携し、中小企業が安価に再エネを調達できるような仕組みを構築することを決意しました。
2. エナーバンクのサービス内容
エナーバンクは、中小企業がCO2排出量とコストを削減するための方策を以下の三つのサービスで提供しています。
(1) エネオク
エネオクは、小売電気事業者の中から最適な供給者を選定し、リバースオークションを通じて料金が引き下げられる仕組みです。利用は完全無料であり、多くの企業が再エネ条件に基づいた電力契約を選んでいます。
(2) グリーンチケット
このプラットフォームは、他社のCO2排出削減量を金銭的に取引し、自社の排出量をオフセットすることを支援します。再生可能エネルギーに関する証書の購入をサポートすることで、環境価値の確保が可能となります。
(3) ソラレコ
太陽光発電を導入したい企業に対するマッチングサービスを提供します。無料で条件に合った施工業者を紹介し、さらにはコンサルティングサービスも利用可能です。
3. 連携による効果
この連携により、エナーバンクは全国に広がる信用金庫のネットワークを活用し、効率的なCO2削減を実現します。特に中小企業が経済的な利益を感じにくい状況を考慮し、エネオクを通じて再エネを安価に調達できる手立てを用意しました。充実したサポートによって、脱炭素化が促進されるでしょう。
4. 今後の展望
エナーバンクは、企業の脱炭素化を視野に入れ、デジタル技術を活用した調達プラットフォームの運営を続けます。信金中金との連携を利用して、中小企業の脱炭素化を加速させる取り組みは、日本全体の再エネ発電事業の成長にも寄与することが期待されています。また、信用金庫全体に「グリーン」というブランドイメージを浸透させ、価値向上に向けた努力も続けていく予定です。
お問い合わせ先
本件に関する詳細は、信金中央金庫のIR広報室、あるいは株式会社エナーバンクにお問い合わせください。