2025年に大阪で開催される関西万博のテーマウィークにおいて、特筆すべきイベントである「シェイプニューワールドシンポジウム」が開催されることが発表されました。このシンポジウムは、2050年の未来を視野に入れた地球規模の課題解決を目的としています。主催はシェイプ・ニューワールド・イニシアティブ(SNWI)で、一般社団法人関西イノベーションセンターが支援関与しています。
シンポジウムの概要
本シンポジウムは、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会がテーマウィークで主催する「アジェンダ2025」の一環として位置付けられています。このプログラムは、次世代の視点から多岐にわたる課題に対するインクルーシブなアプローチを実現するためのものです。
シンポジウムでは、八日間にわたり、各テーマに対する日英のセッションが行われ、合計で24のプログラムが用意されます。なかでも、各セッションには国内外の専門家や若者が集い、未来の社会を議論する機会が与えられるため、参加者にとっても貴重な学びの場となるでしょう。
開催スケジュール
シンポジウムは、様々なテーマの下に行われます。以下は主要な日程です:
1.
未来への文化共創 - 2025年4月29日(火・祝)
2.
未来のコミュニティとモビリティ - 2025年5月24日(土)
3.
食と暮らしの未来 - 2025年6月14日(土)
4.
健康とウェルビーイング - 2025年6月21日(土)
5.
学びと遊び - 2025年7月26日(土)
6.
平和と人権 - 2025年8月9日(土)
7.
地球の未来と生物多様性 - 2025年9月27日(土)
8.
SDGs+Beyond いのち輝く未来社会 - 2025年10月11日(土)
参加方法と入場
シンポジウムへの参加は無料ですが、参加するには入場チケットの購入が必要です。また、事前にプログラムの予約も求められるため、注意が必要です。興味のある方は、特設サイト
シェイプ・ニューワールドを訪れることで、詳細情報や予約方法を確認できます。
シェイプ・ニューワールド・イニシアティブの意義
シェイプ・ニューワールド・イニシアティブは、世界経済フォーラム内に設立された「グローバル・シェイパーズ」の参加地域の一つです。この活動では、各国の若者が集まり、地域課題に対する取り組みを行っています。大阪のハブでは、佐久間洋司氏を中心に、未来社会のデザインに向けた様々なプロジェクトや研究が進められています。
今後の取り組みとしては、「未来社会創成委員会」という議論の場を通じてのテーマ設定や具体的な行動指針策定などが挙げられます。これらは、2050年を見据えた持続可能な社会を実現するための重要なステップとなるでしょう。
万博が目指す未来へ
このイベントを通じて、2025年大阪・関西万博は、未来への繋がりと次世代への継承を重視しています。地球規模の課題に挑むためには、国境を越えた協力が不可欠であり、本シンポジウムがそれに寄与することが期待されています。万博は単なる展覧会に留まらず、未来への重要な議論の場となり、参加者全員が持つ知恵や経験を生かすことで、より良い未来を築く一歩となることを願っています。