町田そのこ著『わたしの知る花』が「読書メーター OF THE YEAR」にノミネート
町田そのこによる新作、小説『わたしの知る花』が「読書メーター OF THE YEAR 2024-2025」にノミネートされました。この作品は、株式会社中央公論新社から2024年7月に発売予定で、すでに注目を集めています。
読書メーター OF THE YEARとは?
この賞は、日本最大級の書籍レビューサイト「読書メーター」が主催しているもので、年間を通じての読書活動の中で特に優れた作品を選出します。2024年は、190万件を超えるレビューや本の登録に基づいて、ノミネート作品が決定されるため、本好きにとって見逃せないイベントとなっています。投票は11月1日から30日まで行われ、その結果が12月中旬に発表される予定です。
『わたしの知る花』について
本書のストーリーは、町で「犯罪者」と噂されていた孤独な老人と、彼が生前に育てた美しい花々を中心に展開します。女子高生の安珠がこの老人の過去を調査するうちに、意外な真実が明らかになっていく様子が描かれています。老いてなお生き生きと咲く花々が、この老人の愛おしい人生を映し出すかのようです。作品は、淡く、薄く、時には醜くも美しい人生の記憶をメタファーとして呈示しています。
著者の町田そのこ氏
町田そのこ氏は1980年生まれで福岡県在住の作家です。彼女は『カメルーンの青い魚』で第15回「女による女のためのR-18文学賞」を受賞し、2017年にデビュー。特に『52ヘルツのクジラたち』は、本屋大賞を受賞し、多くの読者に支持されました。近著には『夜明けのはざま』や『星を掬う』などもあり、ますます活躍が期待されています。
書誌情報
- - 書名:『わたしの知る花`
- - 著者:町田そのこ
- - 判型:四六判
- - 発売日:2024年7月22日
- - 定価:1,870円(税込)
- - ISBN:978-4-12-005806-6
町田そのこの新たな作品がどのように評価されるのか、多くの読者が楽しみにしています。ノミネートされたことで、今後の注目度はますます高まりそうです。読書メーターのランキングにおいて、どのような結果が待っているのか、一つの文学イベントとして楽しんでいきましょう。