海洋博物館に参画
2025-11-12 18:34:21

フィリピン初の海洋博物館に商船三井がゴールドパートナーとして参加

商船三井がフィリピン初の大型海洋博物館に参画



株式会社商船三井は、フィリピンのパサイ市で建設中の大型海洋博物館「Museo Del Galeón」のゴールドパートナーに選ばれたことが発表されました。この博物館は、フィリピンの豊かな海事遺産を称え、ガレオン貿易などの重要な海洋文化を未来に伝えることを目的としています。

2023年11月7日、スポンサーシップ調印式が開催され、商船三井の副社長執行役員である篠田敏暢氏が署名を行いました。式典には、Museo del Galeón財団のPresident、Doris Magsaysay Ho氏も出席し、商船三井に感謝状が贈られました。

また、展示物としては、17世紀に航行したガレオン船のEspíritu Santo号の実物大の再現が予定されており、これを見ながらフィリピンと海との深い結びつきを感じることができる空間が広がります。

博物館の概要


この大型博物館は、16世紀から19世紀までのフィリピンとメキシコを結んだガレオン貿易をテーマにしています。インタラクティブな展示や多様な教育プログラムを通じて、フィリピン人船員による功績や海との関係性を次世代に引き継ぐことを目指しています。展示スペースはなんと9,000平方メートルにも及び、フィリピンの海洋歴史における役割を強調する最先端の技術と展示が盛り込まれる予定です。

博物館のオープンは2026年を予定しており、フィリピンの航海技術や現代の船員の活躍を通じて、フィリピンの海事産業の重要性を示す場となるでしょう。

商船三井のコミットメント


商船三井の篠田副社長は、「フィリピンはグローバルな貿易において重要な役割を果たしています。当社の船舶乗組員の約60%はフィリピン人ですし、フィリピン事業に携わって約100年になります。今回の取り組みを通じて、フィリピン社会との関係を強化し、共生を進めていきたい」とコメントしました。

商船三井は、教育や人材育成、持続可能な取り組みを重視し、フィリピンの海事産業の将来を見据えた包括的な戦略を進めています。例えば、バルク輸送事業や環境負荷低減に向けた活動、海事技術教育機関の運営など、長期的な投資を続けており、この博物館への参画を通じて、次世代の育成をさらに支援していく意向です。

この新しい博物館は、フィリピンの海事文化を広め、誇るべき遺産を未来へつなぐ場となることが期待されています。コミュニティの参加や国際交流の促進にも寄与することでしょう。

博物館の詳細については、ぜひ公式サイトをご確認ください。


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会社情報

会社名
株式会社商船三井
住所
東京都港区虎ノ門2-1-1 商船三井ビル
電話番号

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