情報通信審議会の技術戦略委員会が第53回会合を開催

情報通信審議会の技術戦略委員会が第53回会合を開催



2023年1月30日、総務省の情報通信技術分科会で開催された技術戦略委員会の第53回会合では、今後の日本における情報通信技術(ICT)の発展に向けた制度や研究開発の方向性について議論が行われました。

開会と委員紹介



この会合はオンライン形式で行われ、開始時に委員全員が紹介されました。これにより、各専門分野で活躍している委員が集まっていることが強調され、新たな知見の共有が期待されました。

議題1: NICTの役割



最初の議題では、NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)が果たすべき役割について話し合われました。委員たちは、NICTが持つ研究開発機能や中立性が、国内外の通信分野における重要な役割を果たしていることを認識しました。特に、最先端技術の基盤を構築することや、長期的な政策支援が不可欠であるという意見が多く出ました。

議題2: 基礎的・基盤的研究の重要性



続いて、重点的に推進すべき基礎的・基盤的研究開発分野が議題に上がりました。委員たちは、特にAIや量子通信量子コンピューティング技術の研究推進が、国内のICT技術の進歩に寄与するという意見で一致しました。これにより、国際競争力を高めるための戦略的なアプローチが求められることが強調されました。委員の一人は、研究開発のフレームワークを整え、若い研究者を育成していくことの重要性を述べました。

自由討議



また、自由討議では、技術革新とその社会的影響についての議論が行われ、多くの委員が参加しました。新技術の急速な進展が社会に与える影響や、ETHICSに基づく研究開発の重要性が強調されました。ICT業界の変化に対応するためには、より柔軟な対応が必要であるとの意見も聞かれました。

結論



会議は、閉会に向けてまとまりました。議事録は後日公開され、参加者全体で意見が共有されることが見込まれています。委員たちは、今回の議論をもとに今後の研究開発に活かしていく方向性を確認し、積極的な取り組みを進めていくことが約束されました。本会合の成果は、ICT政策の立案や関連する研究開発の礎となるでしょう。今後の動向に注目が集まります。

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