学研ホールディングス、新会社設立で教育ビジネス強化
株式会社学研ホールディングス(東京都品川区)は、2025年12月24日に新たに「DTP Education Japan合同会社」を設立すると発表しました。この新会社は、ベトナムの教育出版大手であるDTP Education Solutions JSCと密接に連携し、日本市場向けに高品質な教育コンテンツやデジタル学習教材を提供することを目指しています。2026年1月27日には設立を祝うセレモニーも開催される予定です。
設立の背景と目的
近年、日本国内の教育市場は縮小傾向にあり、学研ホールディングスはその打開策を模索中です。中期経営計画に掲げる通り、既存の教育分野に加え、グローバルな事業展開を強化することが求められています。特に中国や東南アジアは重要な戦略地域であり、DTP社との資本提携を通じて、日本の教育市場においても影響力を持つ存在になることを目指しています。
DTP社はベトナムで広く認知されている教育のリーダーであり、公立学校向けの教材や英会話スクール、オンラインおよびオフラインでの教育コンテンツサービスを展開しています。これにより、10,000以上の教育機関と提携し、500万人以上の学習者にサービスを提供しており、教育業界における幹部候補です。
DTP Education Japan合同会社の役割
新しく設立されるDTP Education Japanは、日本における教育現場に特化した高品質なデジタル教材や教育コンテンツの提供に取り組みます。具体的には、小・中・高校向け英語教育や内容言語統合型学習(CLIL)を取り入れた教材が主な焦点となります。また、印刷物とデジタルコンテンツのハイブリッド型教材への対応し、教育現場への導入をサポートすることを強みにする考えです。
特に、教員の負担軽減や多様化する学習ニーズに応じた教育DX化の促進に向け、次の3つの原則に基づいてソリューションを提供します。
1.
実用性:日本の教室で使える教材を目指した設計。
2.
教育のDX化:学習成果を向上させるためのデジタル活用。
3.
導入支援:学校向けの研修やガイダンスを通じたサポート。
クリエイティブな教育の未来に向けて
新会社設立の基盤となるDTP社の理念は、教育を通じて価値を生み出し、楽しく学ぶ環境を提供することです。日本の教育文化を尊重しつつ、今後は学校や教師、出版社、流通業者など多様なパートナーとの協力を強化し、生徒にとって魅力的な教育体験を提供することを目指しています。
さらに、教師には業務負担を軽減するためのツールを、学校には拡張可能なソリューションを、長期的には透明性のあるパートナーシップを通じて、新たな教育価値を日本にもたらすことが期待されています。
DTP Education Japan合同会社は、日本の教育市場において質の高い教育を実現するために、約束されたサービスを確実に提供し、教育現場の具体的なニーズに応じた支援を行うことで、教育の未来を明るくしていくことでしょう。