一橋大学が新たに寄附講義を開講
国立大学法人一橋大学と株式会社JR中央線コミュニティデザインが、2025年度春夏学期に「コミュニティデザイン論」を寄附講義としてスタートします。この講義は、まちづくりやコミュニティ形成に関する実践的な学びの場を学生に提供し、地域に密着した課題解決を目指します。
講義の概要
この講義は一橋大学社会学部にて開講され、2025年度の春夏学期、つまり4月から7月の期間にわたって行われます。全14回にわたる講義で、対象は全学の2年生から4年生までの業界を問わず42名が予定されています。
特に注目すべきは、人気のあるゲスト講師陣を招き、様々な視点から地域課題解決のアプローチを学ぶ点です。講義は学生主体のグループワークも取り入れられ、実際に地域の問題に挑戦しながら、新しいコミュニティを作り出す力を育てます。
ゲスト講師の紹介
寄附講義「コミュニティデザイン論」では、7名の講師が登壇します。以下にその一部をご紹介します。
「共創」を超えた価値創造をテーマに、不動産をベースとしたコミュニティづくりについて講義します。
ウェルビーイングを視点にしたコミュニティの構築について探求します。
- - 菱沼勇介(株式会社エマリコくにたち代表取締役)
「東京をもっと美味しくするコミュニティビジネス」の実例を通して、利益と社会的課題の両立を考えます。
地域交通を利用して新たな暮らしを創造する方法について議論を深めます。
これらの講師からの専門的な知見を通じて、学生は地域資源を活かした多角的な問題解決の手法を学ぶことができるでしょう。
地域との連携を深める
一橋大学とJR中央線コミュニティデザインは、この講義を通じて地域とのさらなる連携を図り、教育機関と地域企業のノウハウを生かしたコミュニティづくりを推進します。受講生には、地域との新しい関係構築や実践的な学びが期待されています。
まとめ
「コミュニティデザイン論」は、地域社会を支える若い人材を育成するための重要なステップです。この講義を通じて、学生たちは積極的に地域問題に取り組む機会を得ることができます。新たな地域コミュニティを形成していくための人材育成に期待が寄せられる中で、地域の未来を共に創造する取り組みとして注目されています。