マンション管理のデジタル化が進化
2023年6月、株式会社リヴビルディングが株式会社ギガプライズのデジタルサイネージサービスを22棟の管理物件に導入したことが発表されました。この取り組みは、マンション管理業界が直面している様々な課題に対応するためのものです。特に管理人の人手不足や従来の紙媒体による情報運用の問題を解決することを目的としています。
マンション管理の現状と課題
現在、マンション管理業界では、多くの物件が人手不足という厳しい現実に直面しています。このため、効率的な運営が求められる一方で、共用部分の掲示板に関しては依然として紙による情報提供が中心です。そのため、情報の貼り替えに伴う人的コストが高く、年間で物件ごとに20~30回の掲示更新が必要となっています。全体で見ると、130棟の管理物件に対して年間450~600回の更新業務が発生するのです。
このような背景から、リヴビルディングはデジタルサイネージを用いてマンション管理のDXを推進することを決定しました。これにより、これまでのデジタル化の遅れを取り戻し、より効率的な情報管理体制を構築することを目指しています。
デジタルサイネージ導入の意義
デジタルサイネージの導入により、以下のような期待効果が見込まれています。
1.
入居者への有力な情報提供
管理会社からの重要なお知らせや設備点検情報を大画面で視覚的に提供することで、情報の見落としを減少させ、入居者とのコミュニケーションの質を向上させます。
2.
管理業務の効率化
従来の掲示物の更新にかかる労力を遠隔で実施可能にし、管理業務の効率化を図ります。限られた人材で質の高い管理サービスを実現することができます。
3.
災害時の迅速な情報発信
災害発生の際には迅速にエレベーターの運行状況や各種案内を発信でき、入居者の安全確保に寄与します。また、共用部の価値を高める新たな情報の提供も可能となります。
4.
導入負担の軽減
今回のデジタルサイネージはISP(インターネット接続サービス)と一体化されており、管理組合や区分所有者に負担をかけずに導入することができました。
今後の展望
これまでに22棟での運用実績を踏まえ、リヴビルディングはさらなる新築や既存物件への導入を目指しています。また、管理会社からのお知らせや災害時の情報発信に加えて、地域情報や生活に役立つコンテンツの配信を検討することで、入居者にとっての利便性を高めることが期待されています。
リヴビルディングは今後もデジタル技術を駆使してマンション管理の質を向上させ、入居者の満足度をさらに高めることを目指します。これにより、デジタル化が進む中での新たな管理スタイルを確立することが求められています。
会社概要
- 代表者:福元 恒徳
- 所在地:東京都千代田区丸の内2丁目7番2号JPタワー10階
- 設立:2009年3月
- 事業内容:マンション・ビル管理業
- URL:
www.liv-group.co.jp
- 代表者:佐藤 寿洋
- 所在地:東京都渋谷区円山町3-6E・スペースタワー7階
- 設立:1997年2月
- 事業内容:ISPサービスやIoTソリューションサービスの提供
- URL:
www.gigaprize.co.jp