韓国の人気絵本『ゆきだるまむらのアイスクリームやさん』日本語版が登場

韓国発の絵本が日本に上陸

韓国で話題を呼んでいる絵本『ゆきだるまむらのアイスクリームやさん』が、2023年10月23日に日本語版としてリリースされます。この本は、ただの絵本以上の体験を提供する特別な作品です。

物語の概要

物語の舞台は、一年中真っ白な雪に覆われた「ゆきだるまむら」。そこに新しいアイスクリーム屋が開店します。最初はお客が全く来なかったこのお店も、ある小さなゆきだるまが特別なアイスの帽子をリクエストしたことで、瞬く間に評判に。これをきっかけに、村中のゆきだるまたちが次々と訪れるようになります。

そして、物語はクリスマスを迎える頃にさらに盛り上がります。思い込みが自由を妨げることなく、毎日がもっと楽しくなることを教えてくれるこの物語は、子どもたちだけでなく、大人たちにも響くメッセージを発信しています。

作者の紹介

この素敵な物語を紡いだのは、韓国の著者ソン・ホジョンさん。1993年に京畿道で生まれた彼女は、著書『短命少女闘争記』で文壇に登場。その後も多くの作品を発表しており、今後は短編小説集の刊行も予定しています。冬が大好きで、今でも雪の日には雪だるまを作る彼女の想像力がこの絵本に活かされています。

絵を担当したヒョットゥン（イ・ヒョギョン）さんも、暖かく可愛い童話のイラストを描く才能を持っています。大学で美術を学び、『クリーム星のサボテン』などの作品でも彼女のセンスが光ります。

翻訳と装丁

本書の日本語訳を担ったのは、こまつようこさん。彼女はデザイン事務所でのキャリアを経て、フリーランスのエディトリアルデザイナーとして活躍。韓国語の勉強を20年行っており、韓国の絵本を日本に紹介する際の架け橋となっています。

彼女の翻訳により、ソン・ホジョンさんの作品はさらに多くの読者に愛されることでしょう。