Outbrain(NASDAQ: OB)は2024年9月、読売新聞オンライン(YOL)との戦略的パートナーシップ契約を更新した。この契約更新により、YOLは国内最大級のニュースサイトとしての地位をさらに強固にし、最新のニュースや多様なコンテンツを提供し続けることが可能になる。YOLは月間に1億7千万を超えるページビューを誇り、政治、経済、社会、国際、スポーツに関する情報や教育、医療関連の記事を提供している。特に、読売新聞のデジタル事業を推進する役割を果たし、インターネットメディアとしての地位を確立している。
YOLでは、ブランドセーフな広告配信環境の整備を強化しており、その信頼性を確保するための取り組みも積極的に行っている。国際的な広告品質認証機関であるIntegral Ad Science Japanから「IAS AWARD Media of the Year」の最高賞であるゴールドを2年連続で受賞したことは、同サイトの品質の高さを証明している。また、2021年には一般社団法人デジタル広告品質認証機構JICDAQから無効トラフィック対策認証とブランドセーフティ認証を取得し、広告の健全性をさらに強化している。
読売新聞グループ全体で630万を超える読者IDを所有しており、これらのIDを活用したターゲティング広告を自社のメディアに展開することで広告主に様々なソリューションを提供している。Outbrainとのパートナーシップの開始以来、YOLは両者の協力によって収益を向上させ、内部回遊促進を図るための新たな取り組みを行なってきた。読売新聞社は2024年に創刊150周年を迎えるにあたり、「新聞社を超える新聞社を目指す」という新たな戦略を策定した。
Outbrainのマネジングディレクター益田敦司氏は、読売新聞とのパートナーシップが深まることを非常に喜ばしく思っている。特に、コロナ禍を経てビジネス環境が大きく変わる中で、読売新聞の広告ビジネスは従来の新聞社の枠組みを超えて進化を遂げている。その中で、OutbrainはAIと機械学習を駆使して、ユーザーエンゲージメントを生み出す瞬間を予測し、トラフィックと広告収益を強化することに貢献している。
読売新聞オンラインは、読者が月々の購読料金を支払うことなく、便利なデジタルサービスを享受できるようになっており、紙面ビューアーや記事検索、ポイント獲得を通じたさまざまなサービスを提供している。今後の課題に対しても、両社は協力を重ね、常識にとらわれない挑戦を続け、さらなるビジネスの飛躍を目指していくことを誓っている。
このように、Outbrainと読売新聞オンラインの提携契約更新は、両社が今後も新たなビジネスモデルを追求し、デジタル領域における収益の拡大とユーザーにとって価値のある情報を提供することに寄与していくことを期待される。