本桑製薬がAmazonに進出、越境ECでの健康製品展開を強化

本桑製薬がAmazonを通じて健康製品を世界に発信

2023年11月4日、本桑（中国）聯合医薬有限公司、通称本桑製薬が新たにAmazonグローバルサイトで健康製品を発売するとの発表を行いました。この新しい取り組みは、抗加齢、関節ケア、疼痛管理、栄養補助食品の4つの主要カテゴリーにフォーカスし、同社のグローバル展開において重要な一歩と位置付けられています。

越境ECへの挑戦とコンプライアンス体制

本桑製薬は、Amazonにおける健康製品販売に際して、厳格なコンプライアンス体制を整備しました。同社は、海外ブランドとして初めて「90日間の販売停止措置」認証を取得。これにより、自社製品の安全性と品質を保証する仕組みを構築したのです。全商品にはNSF、Eurofin、ULという3つの認証機関から発行された認証報告書が添付され、製品データは改ざんのリスクを回避するためプラットフォームに直接送信されます。

特に高リスクとされるカテゴリーでは、違法成分の混入を防ぐため追加的なAPI（活性成分）テストも実施。さらに、同社はAmazonのTransparencyプログラムに参加し、各商品の透明性を高め、消費者が安心して購入できる環境を整えました。

この取り組みの一環として、本桑製薬は200万ドルを超える投資を行い、cGMP（現在の良好製造基準）認証を受けた生産ラインの近代化やブロックチェーン技術による製品の追跡システムを構築しました。これにより、消費者からの信頼を獲得し、越境健康市場のコンプライアンスを強化しています。

地域との連携と支援活動

本桑製薬は、Amazonとの提携を深化させるために、地域の健康製品メーカーに対して技術トレーニング及びコンプライアンス支援も行っています。特に武漢、鄭州などの企業との連携を強化し、出品者が海外へ進出しやすくなるような環境づくりに貢献しています。具体的には、ブランド構築やサプライチェーンの最適化をサポートし、成功に向けた物流コストの最適化も進めています。

市場の反応と今後の展望

出品開始初日に、本桑製薬の製品はAmazonの米国及び日本のサイトにおいて好調な反応を得ており、特に一部の商品カテゴリは急速にベストセラーにランクインしました。この成功により、本桑製薬は今後の研究開発への投資を拡充し、顧客のニーズに応えた個別化された健康サービスモデルの探求を続けます。最終的には、Amazonプラットフォームにおける事業の運営を一層推進する計画を描いています。

本桑製薬株式会社の概要

日本本桑製薬株式会社は、設立以来、高品質な健康製品の研究・開発・生産に努め、現在では健康食品、医薬品、医療機器など幅広い分野に携わっています。同社は、持続的な革新を通じて世界の健康事業に貢献し、多くの人々により良い生活の実現をサポートすることを目指しています。

本桑製薬の挑戦は、ただの出品に留まらず、グローバルな市場での信頼性や品質向上のための重要な一歩を示しています。今後の成長とともに、健康製品の市場における新たなスタンダードを確立することが期待されます。