PETボトルリサイクル年次報告書2025の発刊とその取り組み

PETボトルリサイクル年次報告書2025の発刊

一般社団法人全国清涼飲料連合会が加盟するPETボトルリサイクル推進協議会から、最新の「PETボトルリサイクル年次報告書2025」が発刊されました。この報告書は、2023年度のPETボトルのリサイクル状況を中心にまとめられたもので、毎年の取り組み内容を広く公開しています。

自主行動計画2025の4年目

2024年度は自主行動計画2025の4年目に当たります。この計画に基づき、リデュース（軽量化）への取り組みも行われました。指定されたPETボトル全体の軽量化率は、2004年度と比較して25％以上を目標に掲げた結果、実際には28.1％を達成しました。これにより、主要容器サイズや用途に関しても個別の目標が設定され、そのうち5種類のボトルで軽量化目標の達成が確認されています。

リサイクル率の向上

リサイクル率は85.1％となり、目標の85％以上を維持しました。さらに、リサイクルだけでなく熱回収も含めた有効利用率は驚異の98.6％に達しています。これにより、実際に廃棄物として処理されることが少なくなり、循環型社会の実現に向けた重要なステップが踏まれています。

ボトルtoボトルの増加

特に注目すべきは、使用済みPETボトルから再びPETボトルへと戻る割合が37.7％に増加したことです。これは前年度の33.7％からの大幅な上昇であり、飲料業界におけるリサイクルの進展が伺えます。

繰り返されるPDCAサイクル

PETボトルの自主行動計画はPDCA（Plan・Do・Check・Action）の繰り返しによって進化を遂げています。これにより、業界全体で新たな発見や改善が行われ、社会全体に貢献するような取り組みが進められています。

認知拡大への取り組み

私たちの生活になくてはならない存在であるPETボトルですが、そのリサイクルの重要性と循環型社会の必要性についての啓発活動も積極的に行っています。報告書の内容を通じて、PETボトルリサイクルの流れや、その社会的意義を広く知っていただくことを目指しています。

詳細については「PETボトルリサイクル年次報告書2025」で確認できますので、ぜひご覧ください。

詳細は公式HPで