鈴鹿サーキットが推進する持続可能な循環型社会への取り組み

鈴鹿サーキットが選定された「みえスマートアクション宣言事業所」

三重県鈴鹿市に位置する鈴鹿サーキットは、ホンダモビリティランド株式会社が運営し、国内外で数多くのモータースポーツイベントを開催しています。この度、同社が行う取り組みが評価され、三重県の資源循環を推進する制度「みえスマートアクション宣言事業所」に選定されました。

環境負荷低減の重要性

「みえスマートアクション」は、持続可能な循環型社会の構築を目的とし、環境に配慮した資源の利用促進を目指しています。これは、製品の生産から流通、販売、廃棄までのライフサイクル全体を見直し、環境に与える負荷を軽減するための取り組みです。鈴鹿サーキットはこの制度に基づき、様々な環境保護活動に取り組んでいます。

食品ロス削減とプラスチック問題に対する対応

昨年、鈴鹿サーキットでは22万人以上のお客様が来場したF1日本グランプリをはじめ、さまざまなイベントを開催しました。その中で、飲食店舗において使い捨てプラスチックを減らすための食器の導入や、フードバンク団体との連携による余剰食品の寄付を行いました。これらの活動が評価され、宣言事業所への選定につながりました。

持続可能な未来を見据えた取り組み

鈴鹿サーキットは、今後も持続可能な循環型社会の実現に向け、カーボンニュートラルを目指したモータースポーツイベントの実施を進めていきます。また、モビリティ文化の醸成や人材育成の場として、地球環境や社会問題に取り組む姿勢を強化します。

例えば、集まったフードバンク寄付食品は、ワンウェイプラスチックの代替容器で提供されるため、環境への配慮も徹底されています。このように、鈴鹿サーキットは持続可能な社会を目指す取り組みを加速させ、地域社会への貢献を続けていく方針です。