ゆとりトレンド2024:家事の負担軽減、新しい価値観「時産」が注目!
「ゆとりうむプロジェクト」は、人々がゆとりある生活を送るための活動として、家事に関するアンケート調査「ゆとりトレンド2024」を実施しました。20代~50代の女性500人を対象に、炊事、洗濯、掃除の効率化に向けた工夫や、名前のない家事について調査した結果、興味深い傾向が見えてきました。
炊事:事前準備がカギ!「しこむ」で時短を実現
2024年のゆとりトレンドでは、炊事において「しこむ」というキーワードが浮上しました。多くの回答者は、週末に食材をまとめ買いしたり、事前に食材の下ごしらえをして冷凍保存したり、作り置きをするなど、事前準備によって当日の時間を短縮する工夫を実践していることがわかりました。
2024年ゆとりトレンド炊事
週末に食材をまとめ買いする
食材の下ごしらえをして、事前に冷凍しておく
前日に翌日の準備をしたり、週末に作り置きをする
ゆとりトレンドの芽:炊事
朝食などのメニューを定番化し、ルーチン化する
シンプルな料理にする(つけるだけ、かけるだけなど)
料理研究家の島本美由紀氏は、「定番化」と「シンプル化」を提案しています。冷凍トーストや納豆、豆腐などの手軽な食材を定番メニューにすると、献立を考える時間を減らすことができます。また、食事の一品を、つけるだけ、かけるだけ、炒めるだけのシンプルなものにすることで、調理時間を短縮できます。
洗濯:作業を減らし、量を減らす「へらす」戦略
洗濯では「へらす」がキーワードです。回答者の多くは、ハンガーで干してそのまま乾いたらラックにかける、乾燥まで洗濯機で行い干さないなど、洗濯にまつわる作業を減らす工夫をしています。また、洋服を繰り返し着て洗濯回数を減らしたり、家族でバスタオルを共用したりするなど、洗濯物の量を減らす努力もみられます。
2024年ゆとりトレンド洗濯
バスタオルをフェイスタオルにする
ハンガーで干してそのまま乾いたらラックにかける
乾燥まで洗濯機で行い干さない
服を繰り返し着て洗濯回数を減らす
ゆとりトレンドの芽:洗濯
ジェルボールを使って洗剤を計らない
バスタオル、バスマット、トイレマット、玄関マットを使わない
島本氏は、洗濯をラクにするには、どの作業がストレスになっているのか把握することが重要だと指摘しています。苦手な作業を省いたり、得意不得意に応じて家族で分担したりすることも効果的です。また、洗剤を液体からジェルボールに変えたり、玄関マットやトイレマットなど、日常的に使っているものを減らすことも、洗濯の負担軽減につながります。
掃除:「たよる」ことで家族みんなで快適な空間を
掃除では「たよる」というキーワードが注目されています。家族と分担したり、ロボット掃除機を活用したりするなど、掃除の担い手を増やすことで、負担を軽減する傾向が見られます。
2024年ゆとりトレンド掃除
家族と分担する
ロボット掃除機に頼る
ゆとりトレンドの芽:掃除
できるだけモノを置かない
便利グッズを使わない
排水溝のフタを外しておく(汚れが見えるようにする)
島本氏は、掃除が苦手な場合はプロに頼むという選択肢もあると提案しています。また、汚れが目立つようにすることで、家族が掃除に参加しやすくなる「見える化」も効果的です。掃除用品は便利なものがたくさんありますが、グッズが増えることでストレスになる場合もあるため、複数の場所で使えるものを活用し、使い分けの手間を省くことも大切です。
名前のない家事:地味だけど重要な作業を効率的に
アンケート調査では、名前のない家事として、「家事の前後の作業」、「家電のメンテナンス」、「詰め替え作業」が挙げられました。これらの作業は、一見地味ですが、家事全体の効率を左右する重要な要素です。
2024年ゆとりトレンド:名前のない家事
家事の前後の作業:ゴミ捨ての前後の作業、食洗器から食器を取り出す、洗濯ネットに入れるものと入れないものを仕分けるなど
家電のメンテナンス:電子レンジ、食洗器、ロボット掃除機などのメンテナンス、掃除機のゴミ取り、フィルター掃除など
詰め替え作業:洗剤、ティッシュ、トイレットペーパーなど日用品の補充、お茶をつくるなど
ゆとりトレンドの芽:名前のない家事
運動会の音楽をかけて子どもの学校準備を促進する
* ロボット掃除機の準備をする
島本氏は、家電を選ぶ際にメンテナンスが少なく済む機種を選ぶことや、作業が多い場所にストックを置くことで、名前のない家事を減らすことができるのではないかと提案しています。また、家事や面倒な作業を行う際には、音楽を活用して作業しやすい環境を作ることも効果的です。
家族の協力が重要!「危機備え」で安心を
ゆとりトレンド2024では、家族の協力の重要性も浮き彫りになりました。調査結果では、女性の多くがほぼ毎日家事をしている一方で、男性は毎日家事をしている人が少ないことが明らかになりました。
ゆとりうむプロジェクト理事長:筒井淳也氏
「ゆとりうむプロジェクト」は、家事の負担を軽減し、人々の生活にゆとりを生み出すことを目的としています。理事長を務める筒井淳也氏は、家事の負担を減らすことは、個人の幸福度を高めるだけでなく、社会全体にとって重要な課題だと訴えています。
ゆとりうむプロジェクトでは、各分野の専門家や企業、団体が協力し、商品やサービスを活用した「ゆとり」を生み出すためのノウハウや情報を提供しています。
ゆとりうむプロジェクト公式サイト:
https://yutorium.jp
ゆとりある生活を実現するためには、家族みんなで協力し、家事の負担を軽減することが重要です。ゆとりトレンド2024で紹介された工夫やアイデアを活用し、より快適な生活を目指しましょう。