住友重機械、Menlo技術採用
2023-05-31 10:00:03
住友重機械工業、30年ぶりセキュリティ基盤刷新でMenlo Securityのアイソレーション技術を採用
住友重機械工業、30年ぶりのセキュリティ基盤刷新でMenlo Securityのアイソレーション技術を採用
老舗企業である住友重機械工業株式会社(以下、住友重機械)が、約30年ぶりにセキュリティ基盤の大幅な刷新を行いました。その刷新において、注目すべきはMenlo Security社のアイソレーション技術の採用です。世界中に製造拠点を持ち、従業員数約2万4000人を抱える同社にとって、このセキュリティ基盤の刷新は、ビジネスの継続性と従業員の安全を守る上で極めて重要な取り組みでした。
30年前のシステム、現代の脅威に追いつかず
住友重機械の既存システムは、インターネットの商用利用が始まった約30年前に構築されたものでした。長年、時代の変化に合わせて改善を重ねてきたものの、オンプレミスを前提としたシステムは、複数のセキュリティ製品を組み合わせる必要があり、レスポンスの遅延や通信のボトルネックといった問題を抱えていました。 特に、近年増加している在宅勤務の従業員にとって、自宅からの接続におけるレスポンスの悪さは深刻な課題でした。高度化するサイバー攻撃への脆弱性も懸念事項となり、抜本的なセキュリティ対策が求められていました。
Menlo Securityのアイソレーション技術が選ばれた理由
住友重機械は、複数の選択肢を検討した上で、Menlo Securityのアイソレーション技術を採用することを決定しました。その理由は、使い勝手、Webサイトの再現性、レスポンス速度といった要素を総合的に評価した結果、Menlo Securityが最も優れたソリューションだったからです。
現代のサイバー攻撃は高度化しており、危険なサイトと安全なサイトを見分けることが困難になっています。Menlo Securityのアイソレーション技術は、あらゆるWebサイトを仮想環境で実行し、安全な情報のみをユーザーに提供することで、インターネット上の脅威を完全に遮断します。この革新的な技術が、住友重機械のセキュリティ強化に大きく貢献するだろうと判断されました。
グローバル展開を見据えたクラウド型セキュリティ
現在、Menlo Securityのソリューションは日本およびアジア地域の約1万5000人のユーザーに展開されています。クラウド型であるため、グローバル展開が容易であり、運用負荷の軽減も期待できます。今後は欧米地域への展開も計画されており、世界規模でのセキュリティ強化が進む見込みです。
Menlo Security CEOのコメント
Menlo Security, Inc.のCEOであるAmir Ben-Efraim氏は、住友重機械へのソリューション提供について、「住友重機械工業株式会社様がアイソレーションを採用して安心・安全に業務でインターネット環境を活用できる環境を整えられたことは、当社にとっても大変喜ばしいことです。特に今回、クラウド型のセキュアWebゲートウェイ(SWG)を導入されたことで世界中の拠点にサービスを提供し、在宅勤務の膨大なトラフィックにも対応しながら運用負荷も引き下げることができます。Menlo Securityは今後も住友重機械工業株式会社様の取り組みをサポートして参ります。」とコメントを発表しています。
ゼロトラストセキュリティへのアプローチ:アイソレーション
クラウド化が進む現代において、従来型のセキュリティ対策では限界があります。Menlo Securityは、「すべてを疑う」というゼロトラストセキュリティの理念に基づき、アイソレーション技術を採用しています。この技術は、ユーザーのデバイスとインターネットを分離し、インターネット上のコンテンツをクラウド上の仮想環境で実行することで、安全な情報のみをユーザーに提供します。これにより、インターネット上の脅威から100%遮断することが可能になります。
まとめ
住友重機械工業によるMenlo Securityの採用は、大企業におけるセキュリティ基盤刷新の成功事例として注目されます。この事例は、高度化するサイバー攻撃に対する対策として、ゼロトラストセキュリティへの移行が不可欠であることを示しています。Menlo Securityのアイソレーション技術は、企業のセキュリティ対策に新たな選択肢を提供し、安全で生産性の高い業務環境を実現する上で重要な役割を果たすでしょう。
会社情報
- 会社名
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メンロ・セキュリティ・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル4階 FINOLAB
- 電話番号
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