日本ホームパーティー協会が新たに開設する部門
一般社団法人日本ホームパーティー協会は、生活者の視点を重視した新しい「コンサルティング&リサーチ部門」を最近設立しました。この部門は、市場調査から商品開発、さらにはSNS戦略まで、幅広いサポートを提供することが目的です。
背景について
同協会はこれまで、資格講座の運営、イベントの企画・監修、情報発信を通じて、ホームパーティーに関する豊富な知識とノウハウを蓄積してきました。近年、法人からは「生活者視点に立った調査」や「行動につながる提案」といった具体的なニーズが増加してきています。これに対応するべく、既存の法人向けの取り組みと連動して、新たに専属チームを立ち上げ、確実にニーズに応える体制を整えました。
提供するメニュー
リサーチ分野
この部門では、以下のようなリサーチサービスを提供します。
- - 市場と生活者インサイトの抽出:定性的なデプスインタビューや現場観察、定量的なアンケート調査を用いて、ターゲットとなる生活者の行動や思考を理解します。
- - 競合・トレンド分析:国内外の事例をレビューし、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を分析することで、競合の動向やトレンドを把握します。
- - サンプリング検証:レシピやテーブル提案のテストを通じて、有効なアイデアを抽出し、共起ワード分析を行っていきます。最終的には、レポートとしてまとめ、社内での勉強会やダッシュボードの提供も行います。
コンサルティング分野
- - コンセプトとUX設計:家庭内シーンでの課題を発見し、それに対する解決策を仮定してプロトタイプを設計します。
- - 商品開発:料理や盛り付け、器、演出、音響、さらには撮影方法まで、一貫した支援を行います。
- - イベント・キャンペーン設計:来場者の導線設計やSNS拡散戦略の立案を行い、参加者の体験価値を向上させるためのKPI設定を行います。
- - 実装支援:認定講師やインフルエンサーとの連携、イベントの運営、そしてその効果測定を通じて、実際に効果を測る支援を行います。
プロジェクト進行フレーム
新部門では、以下の5つのステップ(5D)を基にプロジェクトを進行します。
1.
Define(課題定義と成功指標の設定)
2.
Discover(探索的なリサーチ)
3.
Design(体験設計と検証計画)
4.
Do(実装と運用)
5.
Debrief(結果分析と改善)
会長のコメント
日本ホームパーティー協会の会長である高橋ひでつう氏は、「楽しい体験の裏には、生活者のインサイトが隠れている」と述べています。協会の認定講師やエキスパートが調査段階から関与することで、得られた示唆を実用的な設計へと変換することが強みであると強調しています。リサーチとコンサルティングの両方を駆使して、商品や体験、コミュニティの価値を高めることを目指しています。
協会について
一般社団法人日本ホームパーティー協会は、2012年1月に設立され、東京都に拠点を持ちます。主な事業内容としてはホームパーティー検定の開発やイベント企画運営、マーケティング支援などがあります。公式サイトでは詳細情報や問い合わせが可能です。 https://hpaj.org
この新しい試みが、どのようにして日本におけるホームパーティーの文化を進化させていくのか、今後の展開に期待が高まります。