国連と共に文化の未来を考えるNOMA主催のサミット

NOMAが大阪・関西万博で開いた文化サミット

大阪で開催中の関西万博が閉幕を迎える中、NOMAが国連の新設して初の文化サミット「UN KIDs Summit」のステージをプロデュースしました。このサミットは、万博会場内の最大ステージ「Matsuri」で行われ、参加者は映画、音楽、アニメ、宇宙、文化に関する様々なテーマで交流しました。

サミットでは、NOMAの中辻プロデューサーが登壇し、国際アニメーターで同じくNOMAの所属の清水洋の活躍を紹介しました。中辻は、自身の宇宙に関する経験として、アメリカ・カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられたSpaceX社のFalcon9ロケットについて話し、観客にその興奮を伝えました。

また、NOMAが関与した人工衛星を搭載したFalcon9の打ち上げも紹介され、Adoの楽曲が流れる中、宇宙への夢と未来を感じさせる内容となっていました。

舞台の演出を担当したのはNOMAメンバーでミュージシャンの「AKASHI」。彼は、所属グループのbless4とともに舞台をサポート。また、VSPで若者に大人気の歌手「ユキノ」が出演し、NOMAスタイリスト小出玲子や俳優の隈本由夏の力を借りて、壮大なパフォーマンスを展開しました。

ユキノはステージで「私たちがありのままでいられること、一人一人が唯一無二の光であることが大切です。本日の経験が皆様の心に残ることを願っています」と語り、観客との絆を深めました。彼女の言葉には、文化を通じた国際交流の重要性が込められています。さまざまな表現者が集まったこのステージは、国際交流における新たな形を提案するものでした。

中辻は、今回のサミットを終えた後、「海外で出会った多くの国や人々から感じたのは、日本が持つ“静かな力”です。文化や誠実さで世界を動かせる国は稀です」と語りました。

彼は続けて、「日本の社会には、挑戦することへの恐れが根強く残っているようにも思います。クリエイティブな力で世界の未来を切り開きたい」と、強いメッセージを発信しました。

このように、今回のサミットは、文化とクリエイティビティを通じて未来を見据え、国際交流の新しいあり方を提案する重要なイベントとなったのです。多彩な才能が集結したこの場から、新たな文化の波が生まれることが期待されています。