自然エネルギーとシンポジウム
2021-05-01 17:49:45
自然エネルギーと地域を守るためのシンポジウム開催
近年、再生可能エネルギーとして注目されているメガソーラーですが、その開発によって地域の豊かな自然や住民の生活が脅かされています。特に、海外の投資家による利益追求が原因で森林伐採が進む中、今回の「第2回くまもりオンラインシンポジウム」では、自然との共存を考える重要な機会が設けられます。
シンポジウムの目的
このシンポジウムでは、「自然エネルギーのために豊かな自然を壊していいのか?」というテーマのもと、いかに地域の生活や環境を守るかを議論します。森林伐採が引き起こす水源枯渇や土砂災害の危険性についても、多くの人々に知ってもらいたいという目的があります。
長野県霧ヶ峰や奈良県平群町での具体的な事例を通じて、住民の声がどのように大きな影響を及ぼすのかをご紹介します。特に、大規模メガソーラー開発に対抗するために立ち上がった地域住民の活動には多くの注目が集まっています。
具体的事例
長野県の霧ヶ峰では、約190ヘクタールにも及ぶメガソーラー開発が行われようとしていましたが、住民の努力によりその計画がキャンセルされました。この成功に至る過程を、信州大学の准教授である茅野恒秀氏に語っていただきます。彼は、社会学の視点からメガソーラー問題を解説し、地元住民が直面する課題を浮き彫りにします。
また、奈良県平群町では、約48ヘクタールにわたるメガソーラー計画が地域住民の反対によって揺らいでいます。平群のメガソーラーを考える会の代表世話人、須藤啓二氏がこの問題について詳しく報告し、メガソーラー開発がもたらす環境問題について語ります。
参加方法と情報
シンポジウムはオンラインで行われ、参加希望者は事前に登録が必要です。お名前とお住いの都道府県を、指定されたメールアドレスまたは公式LINEに記入して送信することで参加できます。
このシンポジウムは、同じ問題に関心を持つ多くの方々が集まる貴重な場です。自然を守りながらも地域の生活を支える再生可能エネルギーのあり方について、考えを深める良い機会となるでしょう。皆さまのご参加をお待ちしております。
終わりに
今後の自然エネルギーの開発に際しては、地域の意見を無視せず、持続可能な方法を模索することがますます重要です。今回のシンポジウムを通じて、多くの人がこの問題に関心を持ち、行動に移していくことを期待しています。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人日本熊森協会
- 住所
- 兵庫県西宮市分銅町1-4
- 電話番号
-
0798-22-4190