大谷翔平のクローザー起用と佐々木朗希の課題
「ABEMA」で放送されたインタビュー企画『おはようロバーツ』において、ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が大谷翔平選手のポストシーズンでの起用法についてコメントしました。特に注目を集めているのは、大谷選手をクローザーとして起用する可能性です。監督は、ポストシーズンでは「試合を締める」役割が重要になるとしつつも、大谷選手は主に先発投手として起用する意向を示しました。
「クローザーとしての起用については慎重にならざるを得ない」と語り、もし大谷選手がクローザーとして登板する場合、試合後にDHとしての役割を失うリスクがあるため、その選択はなかなか難しいと述べました。大谷選手の起用法には、今後も細心の注意が必要であると強調しました。
大谷翔平の復活勝利とポストシーズンへの道
ロバーツ監督は、大谷選手が749日ぶりに見せた復活勝利の裏側についても言及しました。試合後の大谷選手の様子は、勝利の喜びよりもチームのために働く姿勢が見えたとし、感情を抑えたコメントが印象的です。「翔平は自分の仕事としてチームに貢献し、特別な感情に流されることはないと思う」と語り、大きな試合でも冷静な判断力を持つことが重要であると伝えました。
また、試合での登板内容にも触れ、特にカーブを多く投げた結果が良好であったと評価しました。これも、「リハビリは終わり、翔平を全力で投げさせる段階に来た」という期待感を抱かせる要因です。ただし、今すぐに全力での起用はせず、徐々に6回までの登板を目指す意向を示しました。
佐々木朗希のリハビリと今後の展望
一方、佐々木朗希選手のリハビリ状況についても触れられました。彼は9月3日に行われたマイナーでの登板を終えたところで、現時点では球速や制球に課題が残っているとロバーツ監督は分析しています。「球速は99マイル(約159キロ)に達したが、コントロールが伴わず、ストライクを取るために速度を落としている」と冷静に振り返りました。
ロバーツ監督は、朗希選手にとって今年は「学び・経験の年」とコメントし、まだ完全な復調には至っていないとしています。しかし、彼のポテンシャルを信じ、今後の成長に期待を寄せています。特にマイナーの打者を圧倒できない状態でメジャーに挑むのは難しいと警告しつつ、成長を応援する姿勢を示しました。
未来の先発ローテーションと挑戦
さらに、佐々木選手が将来先発ローテーションに入る可能性についても言及がありました。「状況次第ではあるが、今のところ先発として入るのは厳しい」と率直な意見が聞かれました。良い投球を続ける投手が多く存在する中で、彼がその場所を獲得するには磨きをかけた結果が必要とのことです。しかし、「朗希にはその才能が十分にある」と期待を寄せ、彼自身の挑戦が今後の鍵になると強調しました。
【まとめ】
このような要素が絡み合い、大谷翔平選手と佐々木朗希選手の今後の展望が注目されています。ロバーツ監督の冷静な分析と期待の中で、彼らの成長を応援し続けたいところです。これからのシーズンがどのような展開を見せるのか、ファンとしても楽しみです。ABEMAでの『おはようロバーツ』の配信を通じて、彼らの活躍を引き続き見守りましょう。