ソムリエ中村雅人、北海道大学に寄附
北海道札幌市でフランス料理店を経営し、ソムリエ業に約30年携わってきた中村雅人が、北海道大学に150周年の記念寄附を行った。彼の寄附の背後には、北海道大学が推進している社会貢献活動やワイン研究、さらには人材育成に対する強い感銘があった。彼は、この寄附を通じて、北海道大学の未来成長を見込んでいる。
寄附の発表は北海道大学の総長室にて行われ、中村雅人は、寳金 清博(Houkin Kiyohiro)総長との懇談を通じて、その思いをさらに強くした。寳金総長が「光は、北から」との合言葉と共に、卓越した研究を通じて社会的なインパクトを創出することを目指している姿勢に、中村氏は強く共感した。加えて、彼自身もワイン愛好家であり、ワインの魅力について深く理解している寳金総長の背景が、寄附の決断を後押ししたという。
北海道の未来に向けての寄附
中村氏は、北海道大学農学部の曾根輝雄教授が提唱するワイン振興による地域活性化のビジョンにも共鳴した。「北海道全体が活性化する未来を思い描いています」と中村は語り、150周年基金への寄附を通じた期待を示した。彼が運営する株式会社中村プロモーションは、北海道大学との密接な協力のもと、地域特性を生かす商品開発に取り組んでいる。
その中で特に注目すべきは、北海道産のワインや酒類の品質向上に向けた努力だ。中村氏は、「北海道の豊かな自然環境と、北海道大学が持つ最先端の研究知識を融合させ、これまでにない新しい価値を持つ商品の創出を目指す」と強調している。この取り組みは単に優れた商品を生産するだけでなく、地域経済の活性化にも寄与することが期待されている。
地域との連携,さらなる展望
中村氏のこの寄附は、単なる資金提供の枠を超え、地域の未来を見据えた実践的な取り組みの一環と位置づけられる。また、宝金総長は、「地域住民や企業の皆様からのご支援も心よりお願い申し上げます」とその期待を語った。北海道大学がさらなる地域振興を進めるにあたって、ソムリエ中村雅人の支援が大いに役立つことは間違いない。
このような動きは、北海道の魅力を国内外に発信するとともに、地域資源の有効活用を図る重要なステップである。中村氏はこれからも、北海道産ワインを国内外で高く評価されるものにすべく尽力し、地域に根ざした商品開発を進めていく構えだ。これにより、北海道やその生産者にとって新たなチャンスが生まれることが期待されている。
株式会社中村プロモーション
https://www.nakamura-prm.com/
本社〒060-0909札幌市東区北9条東1丁目1-14中村BILD1F
FAX011-351-5611
代表者:代表取締役社長中村雅人