長崎県西海市教育委員会と株式会社朝日学生新聞社は、児童の読解力向上を目指し、同社が提供する学校向けデジタルサービス「朝日小学生新聞 朝日中高生新聞 デジタル for スクール」を活用した実証実験を開始しました。
対象となるのは、西海市内の小学校6校と中学校5校、計11校です。今年度中に、各教科の授業や朝学習の時間などで、このデジタルサービスを活用し、その効果を検証していく予定です。
西海市教育委員会は、今回の実証実験を「教育DX」推進の一環として位置づけています。関係する小中学校の取り組みを分析し、学力向上対策や校務改善に役立てたいと考えています。
「朝日小学生新聞 朝日中高生新聞 デジタル for スクール」は、朝日学生新聞社が発行する「朝日小学生新聞」「朝日中高生新聞」をデジタル化した学習支援サービスです。一人一台端末に対応しており、IDとパスワードを入力するだけで、手軽に記事を閲覧できます。
さらに、調べ学習に役立つ記事検索機能や、ニュースを題材にしたワークシート、切り抜き紙面のダウンロード機能など、教育現場で使いやすい機能も搭載しています。
従来、教育現場での新聞利用には、「紙では一斉に読めない」「膨大な紙の新聞から調べるのも大変」といった課題がありました。しかし、このデジタルサービスは、デジタルならではの機能を活かすことで、授業や朝学習、家庭学習など、様々な場面での新聞活用を実現しました。
教職員や自治体関係者向けに、無料体験も随時受け付けています。