最新のAIテクノロジーでリース業務の効率化を実現
株式会社LayerX(東京都中央区、代表取締役CEO 福島良典)が、リース企業向けに特化した新たなAIソリューション「Ai Workforce リースソリューション」を発表しました。本サービスは、AI技術を駆使して資産管理の業務をサポートするものであり、導入することで業務時間の大幅な削減が期待されています。
リース業務における課題
リース企業は、サプライヤーから提供される見積書のフォーマットが多種多様であるため、これを人手で処理するのは非常に負担が大きい作業です。従来のRPA(ロボティックプロセスオートメーション)やOCR(光学文字認識)では、このような異なるフォーマットからデータを効率的に取得することが難しいという課題があります。数千件から数万件の見積書を毎年処理する必要があるため、業務負担は重く、業務時間削減が急務です。
Ai Workforce リースソリューションの特長
1. 非定型見積書の読み取り・前処理
「Ai Workforce リースソリューション」は、見積書をアップロードするだけで、多様な形式の見積書を自動的に読み取り、必要な明細データを整形します。これにより、リース企業は煩雑な手作業から解放され、業務の効率化が図れます。
2. 専用マスターデータの補完機能
耐用年数やその他の重要データを特定するために、CSV形式のマスターデータを連携させることができます。AIはルールベースでのデータの紐付けに加え、大規模言語モデル(LLM)を活用して、より最適なデータとのつなぎ方を実現します。これにより、正確性が向上します。
3. 柔軟な出力形式
利用者が普段使用しているExcelテンプレートを登録することができ、業務プロセスを大きく変えることなくスムーズに導入可能です。そのため、最小限の手間で即座に業務改善につなげられます。
4. 蓄積したデータの活用
読み取ったデータは「Ai Workforce」に蓄積されます。この蓄積されたデータをAIが活用し、必要な情報を迅速にレポート形式で提供することが可能です。これにより、業務上の意思決定が迅速化され、リース資産のライフサイクル管理も効率的になります。
導入事例
三菱HCキャピタル株式会社様では、「Ai Workforce」を活用し、リース契約に伴う見積書の処理業務を効率化しました。2025年に実施した試行では、約350件の見積書を処理し、80%を超える精度で正確性を発揮しました。結果として、見積書のデータ化による労力軽減を89.7%のユーザーが実感し、処理時間は従来の半分以下に短縮されるなど、利用者の業務が大きく圧縮されています。
今後の展望
今後LayerXは、業務時間を50%削減することを目指して、さらなる精度向上を図ります。特に、自律的な処理プロセスの設計や、エージェント機能の改善を進め、誰でも簡単にAIを利用してデータ活用できる環境を目指します。また、業務プロセスをシームレスに統合するため、自動アップロード機能や基幹システムとの自動連携を進めています。
セミナーのご案内
この度、三菱HCキャピタル株式会社とのコラボレーションで、実際の「Ai Workforce」を通じて業務効率化の実績を紹介するセミナーを開催します。リース企業の皆様はぜひご参加いただき、業務改善につなげていただければと思います。
- - 日時: 2025年7月29日(火)17時-19時(16時半開場)
- - 場所: LayerX イベントスペース(東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹ビル 5F)
- - 参加費: 無料
- - 申し込みフォーム: こちら
- - ご案内締切: 2025年7月7日(月)
結論
リース企業が抱える課題に対して、LayerXの「Ai Workforce リースソリューション」は効率化の大きな一手となることが期待されます。AIを活用することで生産性を向上させ、新たな価値を創造していくことが重要です。サービスの導入を通じて、今後の業務改善に期待が寄せられています。
詳しい情報は公式ウェブサイトでご確認ください。