NECとシュナイダーの提携
2026-03-04 11:42:22

NECとシュナイダーエレクトリックが手を組む新たなGISソリューションの展開

NECとシュナイダーエレクトリックの提携



2023年10月、NECとシュナイダーエレクトリックは、日本市場における地理情報システム(GIS)を使用した新しい電力事業者向けの設計および設備管理ソリューションの導入拡大に向けた覚書を締結しました。この提携により、両社は電力業界のデジタル化を推進し、業務の効率化を図ることを目指します。

GIS活用の新しいプラットフォーム「ArcFM」


日本市場に導入されるのは、シュナイダーが提供する「EcoStruxure™ ArcFM」というGISを基盤とした設備管理プラットフォームです。ArcFMは、電力や通信、ガス、上下水道のユーティリティ事業者向けに設計されたもので、米Esri社のGIS統合プラットフォーム「ArcGIS」を基にしています。このプラットフォームは、電力やガス業界のデータモデルの国際標準に則った内容で構成されており、インフラ設備の可視化に優れています。

具体的には、ArcFMを使用することで電柱や変圧器などの設備の位置、接続関係、さらにはそれらの資源が流れる状態をわかりやすく表示することが可能となります。これにより設計や保守業務のプロセスが一元的かつ効率的に実施できるようになり、今まで取り組みにくかったリアルタイムでのデータ連携も容易になるのが大きなメリットです。

日本のユーティリティ業界が直面する課題


日本国内では近年、インフラの老朽化が大きな問題として取り上げられています。これに伴い、電力、ガスといったユーティリティ事業者は自社のGISや系統管理基盤の刷新や分散電源への対応が急務となっています。しかし、各事業者が独自の資産管理システムを採用しているため、業界全体の標準化が進まず、より効率的な運用が難しい状況です。そこで、シュナイダーエレクトリックのArcFMが重要な役割を果たすと期待されています。

計画的な導入と教育


NECはこのArcFMのトレーニングを初回として2026年3月までに修了する計画を立てており、設計や編集、モバイル端末などの基礎技術トレーニングを段階的に受講します。このトレーニングを経て、2026年度内にはシュナイダーエレクトリックの公式認定パートナーとしての地位を目指します。

未来に向けた共同の取り組み


今後、両社は日本の電力事業者や電力系通信事業者向けのPoC(概念実証)や導入案件で緊密な協力関係を築いていく予定です。また、ガスなど他のユーティリティ事業領域への進出や、日本市場向けの新たなソリューションモデルの策定も視野に入れ、事業の共創を進めます。

この提携により、NECとシュナイダーエレクトリックは、日本における電力業界の革新を実現し、持続可能な未来に貢献することを目指しています。


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会社情報

会社名
日本電気株式会社
住所
東京都港区芝5丁目7-1
電話番号

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