万羊羹の魅力
2023-01-12 14:00:01
茨城県の伝統が世界へ!万羊羹 常陸、パッケージデザイン賞受賞の裏側と未来
茨城県の伝統が世界へ!
2021年12月に発売された「万羊羹 常陸」は、茨城県自慢の高級栗、飯沼栗を贅沢に使用した一品です。驚くべきはその価格、なんと1本1万円。この製品が先日、世界的なパッケージデザイン賞であるPentawardsのグルメ・フードジャンルでシルバー賞を受賞しました。これは、茨城県にとっても嬉しいニュースであり、小さな企業が世界の舞台で認められた証とも言えます。
Pentawardsとは
Pentawardsは、2007年から開催されている国際的なパッケージデザインコンペティションです。この賞は、パッケージデザインの重要性を広めることを目的としており、毎年世界中から数多くの応募があります。盗作ではなく、独自のデザインが評価されるこのコンペティションにおいて、万羊羹 常陸がシルバー賞を獲得したことは、非常に価値のある成果です。
受賞の背景と社長のコメント
常陸風月堂の藤田社長は、この受賞結果に驚きと喜びを表明しました。「茨城県において銀賞単独受賞は初めてですので、私たちのような小さな会社がこのような栄誉を受けることができるとは考えもしませんでした」と述べています。受賞決定後のロンドンでのセレモニーに参加した際には、Pentawardsの重みを感じたそうです。
大井川知事との表敬訪問
2023年1月6日には、受賞を祝うために大井川茨城県知事に表敬訪問を行いました。知事は万羊羹について、「美味しさが格段に上品で、普通の羊羹とは一線を画す」と絶賛。さらには、万羊羹の品質は海外市場でも競争力を持ち得るとし、特に台湾やシンガポールへの輸出に注力する意向を示しています。
海外進出の初挑戦
万羊羹 常陸の海外展開も今回の受賞を契機に加速しています。以前から海外市場への進出を考えていた常陸風月堂は、台湾のクラウドファンディング「zeczec」で目標金額を大きく上回る調達に成功しました。こちらは、日本の和菓子業界でも初の挑戦であり、大きな反響を呼んでいます。この成功を糧に、さらなる販路開拓も模索しています。
今後の展望
万羊羹は、さらなる需要に応えるため新たに5,000円や3,000円のシリーズ展開を始めました。伝統の「飯沼栗」を使用した特別な逸品として、贈答用など多様なニーズに応えます。
まとめ
常陸風月堂の万羊羹 常陸は、良質な素材と高い技術で認められ、今後も国内外の市場での展開が期待されます。伝統的な和菓子が世界に広がる姿を見守りたいですね。常陸風月堂の理念は、「笑顔と伝統を未来へ」続いていくことです。この万羊羹が、世界中の人々に笑顔をもたらすことを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 常陸風月堂
- 住所
- 茨城県日立市十王町山部1773-1
- 電話番号
-
0294-39-3015