国家機関の吹付けアスベスト使用実態についての最新結果発表

国家機関の吹付けアスベスト使用に関する調査結果



国土交通省は、国家機関の建築物における吹付けアスベスト等の使用状況を集計した結果を発表しました。この調査は、平成17年度から行われており、アスベスト問題に対する関係閣僚の会合を受けて継続的に実施されています。近年の調査によると、初期の702棟から大幅に減少し、現在はわずか9棟にまで改善されています。

1. 調査の概要


この調査は各省庁が所管する国有財産に該当する建物を対象に行われ、使用されている材料として「吹付けアスベスト」と「アスベストを含有する吹付けロックウール」が考慮されました。アスベストは6種類の繊維状物質で、重量比で0.1%を超えている場合に該当します。

調査は令和6年3月31日時点での情報を基に、各省庁が自身の施設を確認する形で実施されました。

2. 調査結果


調査対象となった建物は合計で81,912棟となり、その中で吹付けアスベスト等が使用されている建物は273棟でした。このうち、264棟にはすでに必要な飛散防止対策が講じられていますが、未実施の建物は残り9棟となっています。また、1棟については含有量が未調査でした。

これらの数値は、国土交通省が継続的に実施している協力を通じて着実に改善が進んでいることを示しています。

3. 今後の対応


国土交通省は、今後も各省庁に対して吹付けアスベストの使用実態をしっかりと把握し、必要な除去や飛散防止策を実施するよう指導を継続するとしています。調査結果に基づき、適切な措置を講じることが求められています。これにより、国有の建物におけるアスベスト問題の解決に向けた取り組みが一段と進むことが期待されます。

この調査とその結果は、国民にとっても非常に重要な意味を持ちます。安全な環境を確保するために、今後の施策に注目していきたいものです。

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