AIで未来を創るNo.1企業グループへ:GMOインターネットグループが「GMO Brain AIプロジェクト」始動
「すべての人にインターネット」をコーポレートキャッチに、インターネットインフラ、広告、金融、暗号資産事業を展開するGMOインターネットグループは、AI活用による業務効率化をさらに進化させ、従業員の意思決定を加速させる新プロジェクト「GMO Brain AIプロジェクト」を開始しました。
2024年6月時点で、グループ全体で約13万2,000時間/月の業務時間削減を実現している同社は、AI活用による業務効率化の次のステップとして、以下の目標を掲げています。
削減した時間を活用した、提供サービスの質向上
「AIがやるべきこと」と「人がやるべきこと」の明確な区分け
AIを最大限活用できる「目利き力」を持った人材の育成
これらの目標達成のため、GMOインターネットグループは、グループ内の知見と意思決定プロセスを学習させたAIを、すべてのパートナー(従業員)に対する「相談役」と位置づけています。2024年12月を目途に、全パートナーに向けて社内向けAIの提供を開始する予定です。
「GMOイズム」を学習させたLLMを開発
本プロジェクトの第一弾として、オープンソースのLLMを活用し、GMOインターネットグループが大切にし、実践を重ねている「GMOイズム」をAIに学習させる取り組みが進められています。
「GMOイズム」は、同社の企業理念であり、全パートナーが定期的に唱和し、心に刻み込み、実践することで、「すべての人にインターネット」を実現するための指針となっています。
AI活用による業務効率化と意思決定の加速
プロジェクトリーダーの李奨培氏は、「AI活用によって、パートナー(従業員)各自の意思決定の質・スピードを向上させること」を目標に掲げ、「全パートナーが『AI熊谷正寿に24時間いつでも直接相談できる環境』を築くことをゴールとして、『GMO Brain AIプロジェクト』を進めてまいります」とコメントしています。
GMOインターネットグループは、約10年前からAIの研究開発を進めており、金融関連データの解析など、すでに多くの成果を上げてきました。2022年11月の「ChatGPT」登場以降は、グループ全体で積極的なAI活用を開始し、時間とコストの節約、既存サービスの質向上、AI産業への新サービス提供などを実現しています。
AIを活用した新サービス提供
GMOインターネットグループは、AI産業をさらに拡大するための支援にも積極的に取り組んでいます。具体的には、以下の取り組みを実施しています。
ハンズオン型CVC「GMO Web3株式会社」を、「GMO AI&Web3株式会社」へと社名変更し、AIスタートアップ支援を拡大
ドメイン登録サービス「お名前.com byGMO」にて、「.ai」ドメインの提供
AI専門家とともに「GMO教えてAI株式会社」を設立し、生成AIプロンプトポータルサイト「教えてAI byGMO」を開始
超高速VPS『ConoHa VPS』にて、NVIDIA社のGPUを搭載したAI開発者向けのGPUホスティングサービスを開始
「NVIDIA Partner Network」に参画し、GPUの国内普及に取り組む
経済安全保障推進法に基づく特定重要物資である「クラウドプログラム」の供給確保計画に関する経済産業省の認定を取得し、GPUサーバーへの投資を実施
「AIとロボットをすべての人へ。」をコーポレートキャッチに、AIとロボット・ドローンの導入・活用支援を軸とした包括的なソリューションを提供する「GMO AI&ロボティクス商事株式会社」を設立
GMOインターネットグループは、これらの取り組みを通じて、AIを活用したビジネスモデルの構築とAI産業の拡大に貢献していきます。