第29回「みんなの西鉄バス・電車絵画コンクール」に感動
西日本鉄道株式会社が開催した第29回「みんなの西鉄バス・電車絵画コンクール」の優秀作品が発表されました。今回は、853点の応募の中から選ばれた最優秀賞2点を含む計30点の優秀作品が決まり、選ばれた作品は実際のバスや電車にデザインとして採用されることになります。
コンクールの目的とテーマ
この絵画コンクールは、お子様たちに西鉄バスや電車への親しみを深めてもらい、自身の将来や夢について表現する機会を提供することを目的としています。テーマは「みんなの西鉄バス・西鉄電車」で、お子様たちが「未来に乗ってみたい夢のバスや電車」や「大好きな運転士や車掌」の絵を描きました。
入賞作品は、運行されるラッピングバスや電車のデザインとして採用される予定です。これにより、作品を描いた子どもたちの想いが現実の交通機関に反映されるのです。
最優秀作品の発表
バス部門
最優秀賞に選出されたのは、小学5年生の平田雛子さんの「思い出をいつも運転手さんありがとう」です。この作品は、雨の日や雪の日の窓、そして虹のハンドルが特徴です。
平田さんは「運転士さんの日々の頑張りに感謝を込めました」と語り、母との思い出も込めて描いたことを明かしています。この作品は2024年12月14日から約1年間、福岡市内の路線バスとして運行されるラッピングバスに使用されます。
電車部門
電車部門の最優秀賞は、小学6年生の井手夢彦さんの「みんなの西鉄電車~未来へつなぐ~」。将来の西鉄電車の展望を描いたこの作品は、伝統ある古い電車から最新の電車を「バトンでつなぐ」イメージを表現しています。井手さんは、今後も未来に続くことを願って作品を描いたとコメントしました。この作品は2024年11月17日から約4か月間、天神大牟田線のヘッドマークデザインに採用されます。
社会貢献活動の一環として
西日本鉄道では、このコンクールを通じて「まちに、夢を描こう。」という企業メッセージを実現し、未来を担う子どもたちにときめきやワクワク感を提供しています。受賞作品の展示や表彰式も行われ、地域社会とのつながりを深める場ともなっています。
受賞作品展示と表彰式
受賞作品の展示は2024年10月30日から11月4日まで行われ、最優秀作品を含む343点が展示されます。また、表彰式は2024年11月3日に福岡市で開催され、親子や地域の皆さんが集まるイベントとなるでしょう。
このような取り組みを通じて、子どもたちの夢を形にすることで、地域に愛される交通機関の未来を築くことが期待されています。今回のコンクールを通じて描かれた思い出や夢は、これからの福岡に美しい形で残っていくことでしょう。